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定着率の高い大手ホワイト企業から学ぶ!新入社員の教育方法

新入社員の教育方法を間違えると、なかなか仕事の成果を出せない社員に育ってしまうだけでなく、早期離職の原因にもなります。そこで今回は、新入社員を優秀な社員へと育てるために知っておくべき、定着率の高い大手ホワイト企業3社で行われている教育方法をご紹介します。

新入社員の特徴を掴もう

新入社員に対してベストな教育を行うためには、その年の新入社員の特徴を掴んでおくことも重要です。そこでおすすめしたいのが、毎年公益財団法人の日本生産性本部が発表している、その年の新入社員の特徴です。

たとえば、平成28年の新入社員は、経済状況のめまぐるしい変化の中でも希望の内定を確保した者が多かったことを、強い風の中でも自律飛行を保ちながら着陸を成功させるドローンに例え、「ドローン型」と命名されています。

ちょっとした操縦ミスで機体を傷つけてしまうドローンのように、仕事内容や上司・先輩の言動で心が折れて早期離職してしまうこともあるため、ワークバランスに配慮しながらも適性を見極めてあげるような教育方法が求められました。

新入社員教育の必要性を理解しよう

社会人としての意識を持たせる

新入社員の多くは、つい数ヶ月前までは学生として生活を送っており、中には学生気分が抜けていない人もいることでしょう。

しかし、入社したからには、もう立派な社会人です。

新入社員教育では、今後求められることになるスキル・行動・習慣、責任や心構えを身に付けさせ、社会人としての意識を持たせる必要があります。

会社や仕事内容について深く理解させる

新人社員教育では、会社の企業理念や方針、業務の目的や目標などを伝え、新入社員に会社や仕事内容について深く理解させましょう。

ここが疎かになってしまうと、新入社員の多くは会社の中で自分のやるべきことや、進むべき道が分からなくなってしまいます。その結果、やりがいを感じられないまま仕事をすることになり、最悪の場合、早期退職につながってしまうこともあるのです。

東ソー株式会社の新入社員の教育方法

新卒3年後定着率ランキングで上位にランクインする東ソー株式会社は、化学品やセメントを扱う総合化学メーカーとしてはもちろん、大手ホワイト企業としても有名です。

そんな東ソーでは、まず研修で社会人としてのマナーや企業理念、仕事内容などを一通り教育。その後、適性や希望ごとに新入社員を事業所や研究所へ送り、現場で責任ある仕事を任せていきます。

失敗を恐れることなく、とにかく経験させ、可能性を切り拓いていく力や知的好奇心、チャレンジ精神を身に付けさせていく教育方針です。

トヨタ自動車株式会社の新入社員の教育方法

誰もが知る日本の自動車メーカー・トヨタ自動車株式会社も、新卒3年後定着率ランキングで上位にランクインする企業のひとつ。

トヨタでは、入社式を終えてすぐに研修を開始します。
大型連休前までは、午前中にビデオ研修などを行い、「かんばん」「物流・運搬」「物と情報の流れ」「標準作業」「少人化」「品質管理とその道具」といった「トヨタ生産方式」を学習。
午後からは、現場で作業測定やデータ整理といった業務を体験させます。

そして、連休明けには入社後1ヶ月で身に付けた知識を発揮するため、実地研修を実施。
研修で身に付けた知識と自らのアイディアで、問題を解決するための方法を考えさせます。

所属先の部署に関係なく、新入社員ひとりひとりにトヨタ生産方式をしっかり植え付けさせるのが、トヨタの新入社員教育の特徴です。

月桂冠株式会社の新入社員の教育方法

大手酒造メーカーの月桂冠は、300年以上続く老舗企業。新入社員の定着率が高いことでも有名です。

月桂冠では、新入社員教育において「新入社員セールス研修」を行っており、提案型営業の基礎や、提案時に役立つ営業支援システムの使い方などを学習させます。

そして、研修が終わった後は、配属先にて「ブラザー&シスター制度」を開始。
3ヶ月間、先輩と一緒に業務に取り組む環境を与え、会社や仕事内容、業界の事情についての知識を深めさせていくのです。

なお、月桂冠では30歳までを育成期間と定めています。
自身の成長目標を見つめ直す機会を与えるため、配属先や職種に合わせて、定期的に研修を実施。その度に社員へ次のステップへの課題を示しています。

新入社員教育では接し方も重要

新入社員にベストな教育を行うためには、今回ご紹介した企業の教育方法を参考にするだけでなく、彼らに対する接し方についても工夫する必要があります。

新入社員は、社会人になったばかり。仕事を覚えたばかりなので、失敗するのは当然です。
ですから、万が一、彼らが失敗してしまっても、感情的に怒るのはやめましょう。
せっかくの教育が台無しになってしまいますし、新入社員はもちろん、あなたに指導を一任した上司からの信頼も無くしてしまいます。

新入社員に接するときは、自分が後輩の立場だったとき、どんな先輩なら気持ち良く指導を受けられたのかを考え、接し方を工夫するとうまくいきますよ。
是非、試してみてくださいね。

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