就活

選考過程に注目!「ブラック企業」を見抜くためのポイント

若者を使い捨てにする「ブラック企業」。自分の身をブラック企業から守るためには、まず入社しないことが先決。そのためには、ブラック企業がどのような採用活動をしているか知る必要があるでしょう。この記事では、求人広告や面接を中心に選考過程でブラック企業を見抜くためのポイントについて解説します。

ブラック企業を求人広告から見分ける!

ブラック企業か否かは、求人広告からある程度類推できるもの。最もブラック企業である可能性が高いのは「同業他社と比較して明らかに給与が高い」ケースです。

例えば「月収100万円可能!」とか「初年度年収600万円~」などと書かれている求人はブラック企業だと疑ってかかるべきです。

現在のサラリーマンの平均年収は約400万円。サラリーマンで年収1,000万円クラスの人は全労働者のうち約3%に過ぎません。すなわち、サラリーマンで月収100万円を得ることはかなり難しいことであり、たとえ月収100万円の道があったとしても相当の犠牲を払うことになるでしょう。求職者の金銭欲につけ込み、高給で誘い込む手口です。

「初年度年収600万円~」も同様。年収600万円を得るには、たとえ大企業であっても中堅クラスまで出世しないといけません。初年度からこの金額がもらえるとなれば、寝食を忘れてサービス残業もいとわず努力する必要があると予測できます。

よく見るコピー「大量採用!」は要注意!

大量に採用する理由を考えてみましょう。理由はいくつかあると思いますが、真っ先に思い浮かぶのは「大量に辞めている」こと。入社しても定着せず、退職者が相次いでいることから、大量に採用している可能性があります。

もうひとつ考えられるのは「安月給」。人を大量に採用するということは、企業にとっては人件費が増えるという話であり、あまり歓迎できません。一人当たりの給与を抑えることにより、大量に採用し、こき使おうとしている可能性があります。

「みなし残業」導入企業は高確率でブラック企業

あらかじめ残業代が給与に組み込まれているケースもあります。営業職でよく見られ、これを「みなし残業」と呼びます。

先ほどの「同業他社と比較して明らかに給与が高い」にもつながるのですが、「月給50万円」と求人広告で表記されていても、実は残業代込みだったというケースはかなり多いです。本来は、含まれている残業時間を明示しなければなりませんが、求人広告には書かれておらず、入社してから初めてわかったという事例もよく見られます。

「みなし残業」を導入するには、「時間管理を労働者に任せること」「残業時間が測定できない」ことが必要。残業時間が測定できないからこそ、残業時間を例えば30時間などとみなすわけです。

すなわち、働く時間をある程度労働者に委ねることが条件です。しかし、現実には携帯電話で営業マンの行き先を管理し、労働時間を把握しているのにみなし残業時間が30時間だから(たとえ100時間残業していても)という理由で、追加で残業代を支払わないケースが多々見られます。

求人広告にある「要注意文言」を整理!

労働環境が過酷なブラック企業の求人広告でよく使われる文言がいくつかありますので、まとめておきましょう。

・未経験者歓迎!
中途採用は、基本的に即戦力を求めるもの。すわなち、経験者を求めているわけです。それにもかかわらず、未経験者でもよいという求人は、「すぐに辞めても構わない」もしくは「人が定着しない」仕事だと考えたほうが無難です。

・成長
求人広告で最もよく見る文言のひとつです。「企画立案から実行まですべてできるので成長を実感できます」などと書かれています。

もちろん、やりがいは十分でしょう。しかし、よく考えてみてください。企画立案から実行まで手がけるということは、起業するレベルに近い。激務であることは間違いなく、その激務に見合った給与が得られる可能性は少ないと考えたほうがよいでしょう。

ハローワークの職員、人材紹介会社の社員を妄信しない!

ハローワークの職員がブラック企業に就いて十分な知識を持っているかといえば決してそうではないでしょう。気になったことは、どんどん職員に聞いてみることです。答えに窮する職員とはあまり付き合わないほうがよいでしょう。

人材紹介は、転職させてフィーを得るビジネス。たとえ転職先がブラック企業であっても、フィーはもちろん入ってきます。そのため、人材紹介会社の説明を鵜呑みにすると痛い目に遭う恐れもあります。

面接でもブラック企業は見抜ける!

ブラック企業は、極端な話、採用できれば誰でもよいわけです。そのため、面接は簡易的な形でしか行われないケースが多くなっています。

採用に力を入れている会社は、例外なく面接官のトレーニングを行っています。つまり、面接の際は、相応の準備をした人が面接官としているわけです。

しかし、ブラック企業の場合は、面接を重視していないので、その場で面接マニュアルを読みながら質問をしてくるケースやこちらが一生懸命話をしているのに一向に聞いていないケースもあります。面接官の質からもブラック企業は見抜けるはずです。

求人広告や面接からブラック企業を見抜き、自己防衛しよう!

ブラック企業は、さまざまな手口で求職者を誘惑します。例えば、「なぜ高給なのか」などと疑問に思う習慣を身に付けることがブラック企業の魔の手から逃れるためには重要です。

結局のところ、自己防衛を図るには、労働法規を理解することが早道。せめて労働基準法だけでも学んでおくとよいでしょう。

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