ビジネススキル・マナー

社会人が読むべき社会常識の本4選

仕事をするにあたって、新社会人が覚えるべきことはたくさんあります。業務に関する専門的な知識はもちろんのこと、社会人としての常識やマナーも知っておかなければなりません。その社会人としての常識は、どう学べば良いのでしょうか。そんな悩みを抱える新社会人や、もう一度マナーを勉強し直したいと思っている人におすすめの本をご紹介します。

『図解 マナー以前の社会人常識』(講談社+α文庫)

日々の生活から湧き起こるさまざまな疑問について、約250もの具体的な例を、事例を挙げて解説しています。

内容はテーマ別に「おいしい料理で、楽しい食事」「日々の暮らしをなめらかにする、お見舞い、贈答、弔事」「恥をかかない日常のふるまい」「好感が持たれる言葉づかい」「いつも気になる、お付き合いのお金」の5章に分けて紹介。イラストも多く、読みやすい構成になっています。

たとえば第1章「おいしい料理で、楽しい食事」では、「割り箸は水平に割る」「ワサビを刺身醤油に混ぜてはいけない」「串ものは串から外す」「天つゆは手に持つ」といった、シーンごとの細かいマナーが紹介されています。

この本の注目すべきポイントは、ただマナーや常識を紹介するのではなく、なぜそうなるのかという理由もしっかりと解説してくれるところ。必要な常識やマナーだけ丸暗記しようとしても、そう簡単に覚えられるものではありません。

しかし、そうするべき理由が分かると、面倒なマナーも頭に入りやすくなりますし、いろいろと応用を利かせることもできるのです。

著者の岩下宣子氏は、全日本作法会や小笠原流の作法を学び、1984年に現代礼法研究所を立ち上げました。現在も現代礼法研究所の代表として、企業や学校などでのマナー指導や講演活動を行っています。

この本でしっかりと常識やマナーの本質をつかんで、仕事相手から好印象で受け止められるようになりたいものです。

『敬語「そのまま使える」ハンドブック』(三笠書房)

社会人になってまず一番先に問われるのは、敬語の使いかたの常識ではないでしょうか。

この本は、三笠書房の「知的生きかた文庫」から発刊されている、敬語についてのハンドブックです。「挨拶」「社内」「電話」「接客・社外」「面接」「冠婚葬祭」「ワンランク上」の7章に分けて、さまざまなシーンごとに良い敬語・悪い敬語の実例を挙げて、敬語の使いかたを解説しています。

著者は、鹿島しのぶ氏。駿台トラベル&ホテル専門学校のブライダル学科長として、ブライダル関連やビジネスマナーの授業を担当されています。また、プロの司会者としても活躍していて、その経験から導き出された敬語のテクニックは覚えておいて損はありません。

最近はよく日本語の乱れがニュースで取り上げられます。
その中で、「××部長様はいらっしゃいますか」「お名前様を頂戴できますでしょうか」といった、ビジネス上の常套句が登場することもあります。たしかにこの2例は、敬語としては間違った使いかたです。

しかし、周囲の人がみなこうした言葉を使っている中で、「正しくないから」といって使わないでいると、逆に眉をひそめられたり怒られたりすることもあります。

著者の鹿島氏は、長年ブライダル業界に関わった経験から、こういう事例を取り上げて敬語を使う難しさについてについても述べています。

正しい敬語の知識を学び、さらにビジネス上での敬語の使いかたを覚えるためにも、大変役立つ1冊です。

『さすが!と言われる ビジネスマナー完全版』(高橋書店)

この本の編集を手がけた高橋書店は、手帳やカレンダー、日記、家計簿などの出版社として知られています。それと並行して、さまざまな実用書やビジネス書の出版も手がけていて、ほかにも『資格取り方選び方全ガイド』『礼儀正しい人の手紙の書き方とマナー』といったビジネスに役立つ書籍がそろっています。

この本では、さまざまなシーンでのマナーや好感度アップの方法を、1見開き1テーマで紹介。前ページカラーで、イラストも多く使われているので、文字に対して苦手意識のある人でも読むことが苦になりません。

内容はビジネスでよくあるシーンごとに、「ファーストイメージUP術」「研修いらずの社内業務&マナー」「ものおじしない会話術」「接客・訪問に役立つ対顧客マニュアル」「コツが凝縮 ビジネス文書作成法」「恥をかかない冠婚葬祭(ビジネス版)」の全6章に分かれています。見出しも分かりやすく、常識やマナーで困ったときに辞書のようなイメージで使うこともできます。

また、なぜそうしなければいけないのか、という理由についても解説されているため、理解納得しやすいこともポイントのひとつ。ぜひ手元に置いて便利に使ってみてください。

『入社1年目の教科書』(ダイヤモンド社)

2006年に創業し、保険外交員という職分をなくしてネット直販を行うという試みで話題を呼んだライフネット生命。2012年には東証マザーズへの上場を果たしたこの会社で、社長兼COOを務める岩瀬大輔氏が上梓した、新入社員向けのビジネス書です。

高橋氏によれば、入社1年目、転職1年目、異動での着任初日などは、社会人としての人物評価に大きく影響する重要な時期だとか。この本ではその大切な時期の心構えや過ごしかたについて、必要な準備、仕事上の原則、行動のしかたなどさまざまな面からアドバイスしています。

内容としては、社会常識やマナーの本というよりは、ビジネス書に近いかもしれません。しかし、社会人としての心構えを養うためにも、ぜひ読んでおきたい1冊です。

とくに、「70歳になっても勉強し続ける意味」「キャリアアップは人磨き」といったコラムは、社会人としてのありかたを決める上でも参考になるもの。タイトルには「入社1年目」とありますが、中堅ビジネスパーソンが読んでも損はないでしょう。

時代によって常識もマナーも変わる

まだインターネットがあまり普及していない時代では、メールは自分が都合のいい時間に送受信するもので、決して即時性の有るメディアではありませんでした。
しかし今では、できる限り早く受信して、すぐに返信することがマナーとされています。

このように、社会常識やマナーは時代によって刻々と変化しています。ひととおりの社会常識やマナーを身につけたからと油断していると、知らないうちに社会常識から外れて置き去りになっていることがあるかもしれません。

ここに挙げた以外にも、たくさんの社会常識やマナーに関する本が出版されています。どれを参考にするか迷った際には、できる限り新しい本を選ぶのもひとつの方法です。そういった本を参考に、つねに自分の常識を時代に合わせてブラッシュアップしていきたいものです。

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