転職

転職成功者の年齢がさらにアップ いま、35歳以上のミドル層の転職がアツイ

これまで若年者ほど有利と見られていた転職者の年齢が上昇している。インテリジェンス(東京・千代田、峯尾太郎社長)の転職エージェントサービスを利用して転職した2016年上半期の転職者の平均年齢は32.3歳となり、2015年下半期から0.2歳アップして過去最高値を更新した。特に35歳以上のミドル層人材に対する企業の採用熱が高まっているようだ。

転職者の平均年齢を男女別で見ると、男性は前回比0.2歳増の32.9歳、女性は前回比0.1歳増の29.7歳となり、男女ともに過去最高値を更新している。
 転職成功者の年齢別で最も割合が高いのは「25~29歳」の37.2%、次いで「30~34歳」の25.7%、「40歳以上」の15.1%と30歳以上が続いている。前回調査と比較すると「24歳以下」の割合は0.1%アップなのに対し、「35~39歳」が0.7%、「40歳以上」が0.8%ずつアップした。
 職種別で最も平均年齢が高かったのは「技術系(建築/土木)」の36.8歳で、ここ3年ほど平均年齢は36~37歳台と高い水準を維持している。この背景には大規模インフラの老朽化や、震災復興、リフォームやメンテナンスの工事需要の拡大などを受けて、慢性的な人材不足が続いていることなどが影響しているようだ。
 また、「販売/サービス系」は30.0歳となり、20代後半を維持していた平均年齢が直近1年で30歳台まで上昇した。訪日外国人客のインバウンド消費で新たな顧客獲得や事業転換を推進する企業が増え、そこに必要なスーパーバイザーやエリアマネジャー、接客経験の豊富な30代の転職が増加した。

【職種別 転職成功者の平均年齢】
技術系(建築/土木) 36.8歳
技術系(電気/機械) 33.9歳
企画・管理系     33.8歳
専門職系       33.8歳
技術系(IT/通信)  32.6歳
技術系(医療/化学) 31.2歳
クリエイティブ系   30.8歳
販売/サービス系   30.0歳
営業系        29.8歳
事務・アシスタント系 29.7歳

 35歳以上の転職成功者の割合が多かったのは「技術系(建築/土木)」で、2人に1人(49.6%)は35歳以上での転職だった。ほかにも「技術系(電気/機械)」は38.9%、「企画/管理系」は38.4%、「技術系(IT/通信)」は35.3%、「専門職系」は33.9%と4職種で35歳以上の転職者の割合が30%を超えている。

 引き続き20代の転職者の割合が高かったのは「事務・アシスタント系」「販売/サービス系」「営業系」の3職種で、それぞれ60%を超えている。
 インテリジェンスによると、“若手人材”だけでなく高度な技術や専門スキルを持つ“技術系人材”や、経営視点からプロジェクトを牽引する即戦力人材として活躍できる35歳以上の“ミドル層人材”に対する企業の採用熱が高まっているという。
 調査は、2007年7月~2016年6月、DODAエージェントサービスを利用して転職したビジネスパーソンを対象に実施し、約11万人の有効回答を得た。

オリジナル採用サイト制作サービス採用アクセル
アクシスコンサルティング

⼈事部⻑向け専⾨誌

⼈事部⻑向け専⾨誌
TOP