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【キーンバウム創業80周年】キーンバウム、80年の歩み

1945年の創業以来、キーンバウムはパイオニア精神、企業としての責任、そして「『人』が未来を創る力である」という信念を体現してきました。ドイツ初のコンサルティング会社として、私たち家族経営の企業は、伝統と革新を融合させながら、組織の変革と成長の過程を支援し続けています。

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キーンバウム家の3世代がこの道を切り拓いてきました。
それぞれが異なる重点を持ちながらも、共通する信念は一つ。
「優れたコンサルティングは、人との深い関わりと、企業にもたらす持続的な効果によって実現される」ということです。

【1945年】ゲルハルト・キーンバウム ― パイオニア

1945年10月15日、ゲルハルト・キーンバウムはドイツ、ケルン市近郊の小さな町、グマースバッハにドイツ初のコンサルティング事務所を設立しました。若き技術者であった彼は、技術と経営の知識を融合させ、ドイツの戦後復興に取り組む企業を支援しました。物流計画、運送や組織コンサルティングにおける革新的なアプローチにより、彼の事務所は経済界・政界から高く評価される存在へと急成長を遂げます。1963年には約300人の従業員を抱え、国際展開も始まりました。

彼は政治の世界でも活躍し、FDP(自由民主党)から州議会議員、ノルトライン=ヴェストファーレン州の経済大臣、そして連邦議会議員へと進出。30年以上にわたり、パイオニア精神と企業家としての先見性、そして技術・組織・人を等しく中心に据える普遍的なコンサルティングアプローチによって、キーンバウムの発展に大きな足跡を残しました。

「良い助言には確かに費用がかかる。しかし、助言を受けない、あるいは誤った助言を受けることの方が、結果的により高くつくことになる。」-ゲルハルト・キーンバウム

【1976年】ヨッヘン・キーンバウム ― 人事の専門家

1976年、ヨッヘン・キーンバウムが家業に参画し、ベルリン支社を立ち上げました。人材コンサルティングに注力することで、企業の将来的な方向性を定める礎を築きました。彼のリーダーシップのもと、人事・マネジメント領域のコンサルティングはキーンバウムの最大の事業分野へと成長し、同社はドイツ語圏における有数のHRコンサルティング企業としての地位を確立しました。1986年にはグループ全体の経営を引き継ぎ、欧州・アジア・米国への拠点展開を通じて国際化を推進しました。

また、業界団体においても、ヨッヘン・キーンバウムはコンサルティング業界の発展に積極的に貢献しており、ドイツ企業コンサルタント連盟(BDU)では会長も務めました。彼は、タレント獲得、報酬制度、アセスメントサービスにおける信頼できるパートナーとして、キーンバウムの企業としての専門性を磨き上げ、成長・グローバル化・経済的変動の時代を力強く導いてきました。

本業の傍ら、ヨッヘン・キーンバウムは自身の芸術への情熱を企業文化に反映させ、自らのアート・コレクションを社内に取り入れました。また、ハンドボールと地域への深い愛着から、地元の伝統ある有力ハンドボールチーム、VfLグマースバッハの支援にも尽力しました。

「私の人生の中心的なテーマとは、家族、会社、社会活動への関心、そして最後に、VfLグマースバッハでのハンドボールへの情熱だ。」-ヨッヘン・キーンバウム

【2018年】ファビアン・キーンバウム ― 未来創造の担い手

2018年より、ファビアン・キーンバウムが3代目として企業を率いています。国際的なコンサルティングとプロスポーツ選手としての経験を活かし、彼は分析力にチームスピリットとリーダーシップを融合させています。デジタルと文化の両面から企業変革を推進し、協働と自律性を軸に据えた新たなリーダーシップのあり方「#WePowerment」を確立しました。

彼のリーダーシップのもと、キーンバウムはパートナーシップ経営体制へと移行し、イノベーション力、顧客との距離感、そして企業家精神をさらに強化しています。経営者としての役割に加え、ファビアン・キーンバウムは諮問委員会や業界団体でも活躍し、起業家精神と教育の推進に尽力しています。専門家コミュニティやメディアからは、ドイツにおけるリーダーシップと「ニュー・ワーク」の分野で影響力のある声として、何度も評価されています。彼のもとで、キーンバウムは家族経営の伝統と未来への明確なビジョンを融合させた新たな章を歩み始めました。

「キーンバウムはこれからも「未来を切り拓くブランド」であり続ける。そして、創業以来私たちを常に突き動かしてきたパイオニア精神の体現者でありたい。」-ファビアン・キーンバウム

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執筆:Kienbaum Consultants International GmbH

オリジナル記事(ドイツ語):
https://www.kienbaum.com/unternehmen/unternehmensgeschichte/
本記事はキーンバウム・ジャパンのニュースレターNo.5/2025号に掲載されました。 
https://international.kienbaum.com/wp-content/uploads/sites/13/2025/11/Newsletter_No_5_2025_JP.pdf
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【キーンバウム・コンサルタンツ・インターナショナル】

キーンバウムは1945年にドイツで創業された、欧州発のHR専門コンサルティング会社です。世界4大陸・26都市に拠点を持ち、グローバルな人材・組織支援を展開しています。「人と組織に未来を」という理念のもと、エグゼクティブ・サーチ、リーダーシップ&マネジメント・コンサルティング、報酬・人事制度設計、キャリア支援など、HR領域全般にわたる総合的なサービスを提供。日系企業の欧州進出支援にも注力しており、異文化統合や現地人材の活用に強みを持っています。国際経験豊富なコンサルタントが、言語・文化の壁を越え、キーンバウムの高品質なサポートを提供いたします。

【キーンバウム・ジャパン】

キーンバウム・ジャパンは、2006年に設立された日本法人で、グローバル人材に特化したエグゼクティブ・サーチを中心にサービスを展開しています。また、報酬制度設計やパフォーマンスマネジメントなど、コンペンセーション領域のコンサルティングも提供し、企業の人材戦略を多面的に支援しています。外資系企業やグローバル展開を目指す日本企業を対象に、経営層や専門職の採用支援を実施。異文化理解や海外経験を重視した人材の発掘に強みがあり、欧州・アジア市場への進出支援においても高い専門性と実績に定評があります。リテイナー型のサーチを基本とし、採用後も継続的なパートナーとしてクライアント企業をHRのすべての面からサポートいたします。

https://international.kienbaum.com/japan/

(12月11日の同社プレスリリースより転載)