キーンバウム・ジャパン、効率的な組織は単なるコスト削減を超えて行動する―キーンバウム・ホワイトペーパー
効率性は、長期的な価値最大化を目指すために重要なバリュードライバーとなる。経済的・地政学的な課題により、組織は現在のビジネス慣行を問い直し、可能な限り効率的に目標を達成するために、必要に応じた適応を迫られている。エネルギー価格の上昇やサプライチェーンの崩壊など、自らはほとんど影響を与えることができない事態が、資源の節約とコスト削減の重要性を浮き彫りにしている。そうすることで投資収益率が向上するためだ。
全社的に10～30％のコスト削減という一般的なアプローチが長期的な効果をもたらすことはめったにない。組織は最終利益に焦点を当て、明確なコストだけに注目して対処するかもしれない。人件費削減のための従業員削減や雇用凍結、インフラ費用削減のためのベンダーとの契約打ち切り、予算削減のための次年度へのプロジェクト延期などがこれに該当する。こうした種類のコスト削減に注力すれば、短期的な改善は見込めるかもしれない。しかし、顧客企業とのエンゲージメントでの頻繁な経験から、企業が低レベルのコスト改善以上の組織的適応を行う場合に、長期的な効率性が見出されることが示されている。
やみくもにコストを削減するのではなく、効率化の取り組みで達成したい実質的な目標を明確にすることから始めることが肝要である。真の効率改善は、非効率の実際の原因を突き止めて初めて実現するのだ。本当に達成したい真の目標とはどれなのか？他の成功している組織と同列に並びたいと考えるのであれば、その場合、トップレベルの目標のみでは不十分である。
キーンバウムのホワイトペーパー「効率的な組織は単なるコスト削減を超えて行動する」では、単なるコスト削減の枠を超えて効率化を実現する方法を紹介する。
過去の経験から得た３つのポイント：
１．非効率の見方を変える：コスト削減プログラムは、根本的な問題が解決されないゆえに、定期的な目標達成にはつながらない。
２．原因究明：効率的な組織は、戦略的・構造的な効率化手段を定期的に評価する。
３．長期的効果を狙う：短期的な節約も時には必要だが、効率は長期的な成功の基盤にしっかりと組み込まれるべきである。
ホワイトペーパー（英語）はこちらから。
https://www.kienbaum.com/en/publications/an-efficient-organization-acts-beyond-mere-cost-cutting/
執筆
Julia Bockermann | Charlotte Mursch | Leon Schürgers | Julian Simée
オリジナル記事（英語）：
https://www.kienbaum.com/en/publications/an-efficient-organization-acts-beyond-mere-cost-cutting/
キーンバウム、日系企業グループのニュースレター、最新号は下記よりご覧いただけます。
https://media.kienbaum.com/wp-content/uploads/sites/13/2024/03/Newsletter_No_1_2024_JP.cleaned.pdf
ニュースレターの定期購読は下記までお問い合わせください。
japan@kienbaum.co.jp
【キーンバウム・コンサルタンツ・インターナショナル】
全世界4大陸に計22の拠点を持つドイツ最大手、ヨーロッパ有数の人事およびマネジメントコンサルティング会社。創業以来75年以上、クライアント企業との信頼関係を基礎に、組織における人材の能力を最大限に引き出すことを目標とする総合的コンサルティングを提供。
【キーンバウム・ジャパン】
キーンバウムのコンサルティング業務のノウハウを活かし、日本におけるエグゼクティブサーチを目的に設立。豊富な海外ビジネス経験を背景に、クライアントのニーズを徹底的に把握し、一貫した信頼関係の中で候補者を絞り込む。雇用契約締結だけでなく長期的な人材コンサルティングのパートナーであり続けることを目標とする。
https://international.kienbaum.com/japan/
人材コンサルティング会社＆サービスガイド100選
キーンバウム ジャパン「企業の海外進出やグローバル事業の強化を人材サーチで支援します」
