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SkyHive By Cornerstoneが最新の「スキル エコノミーのグローバルレポート」を発表 AI時代における人財スキルの需要が急増~技術と変革の需要が従業員のスキルを上回り続け、人財育成の取り組みとのギャップが浮き彫りに~

ワークフォース・アジリティ(組織の即応性)におけるソリューションのリーダー企業であるコーナーストーン オンデマンド(以下コーナーストーン)は本日、5月に買収を発表したSkyHiveによる最新の「スキル エコノミーのグローバルレポート(Global State of the Skills Economy Report)」を発表しました。これは、増加傾向にあるスキル需要の包括的な概要、過去5年間の分析、今後の動向と需要予測の指標を示すものです。レポートによると、人工知能(AI)、機械学習(ML)、生成AI(GenAI)関連の求人が増加傾向にあることを示しています。2019年以降、AIとML関連の求人は65%増加し、生成AI関連の求人は411%もの急激な増加を記録しました。しかし、リーダーシップ、コミュニケーション、感情的知性といった人財スキル(ソフトスキル)の需要は、すべての地域においてデジタルスキルの需要を上回っており、世界規模では、人財スキルにはデジタルスキルの2倍の需要があります。

SkyHive by Cornerstoneは、本レポート作成のためのインサイトとデータを収集するために、求人情報、履歴書、政府データ、その他11言語のデータ・ポイントなど、150以上の国と地域を対象とした40テラバイト以上のナレッジ・グラフを活用しました。

本レポートから得られるインサイトにはさらに次のものがあります。

•拡張現実(AR)/仮想現実(VR)関連の求人は過去5年間で154%増加。これは、各業界が、エンターテインメントにとどまらず、トレーニング・シミュレーション、リモート・コラボレーション、顧客体験にまで応用できるAR/VRアプリケーションを模索しており、この分野がさらに広範囲に普及するのは時間の問題であることを示しています。

•AI/ML関連の求人は4.1%のインドがこの分野をリード。これは、インドが世界的なAI情勢での存在感を強めていることを示しています。ドイツが2.5%、日本が2.2%でそれに続いています。

•生成AI(GenAI)スキルの需要はテクノロジー業界にとどまらない。ソフトウェア開発やITコンサルティングなどの業界に集中しているものの、金融サービス、医療、製薬、銀行での需要も高まっています。

•人財スキル、つまりソフトスキルがデジタルスキルを上回り続けている。北米では2.4倍以上、ヨーロッパでは2.9倍以上です。こうした求人に関連した人財スキルの上位には、コミュニケーション、対人協調性、問題解決が挙げられています。

•リモートワークやフレキシブルワークの需要が39%増加。オーストラリア(22.8%)やドイツ(21%)がリモートワーカーやフレキシブルワーカーの求人でリードしており、ニュージーランド(20.3%)、英国(18.8%)、米国(15%)、スペイン(11.6%)、日本(9.7%)、インド(6.3%)がそれに続いています。最も低かったのはフランス(4.9%)とイタリア(1.4%)でした。

日本市場(一部アジア市場)における特徴
•データアナリティクスに特化した求人情報の割合は1.6%で日本は9位
•AI/MLに焦点を当てた求人情報の割合は2.2%で日本は3位
•ARとVRに焦点を当てた求人情報の割合は0.1%で日本は6位。
•GenAIに焦点を当てた求人情報は0.11%で日本は7位
•アジア地域の求人では、 ソフトスキルがデジタルスキルより37%多く求められている
•9.7%がリモートワーカーやフレキシブルワーカーを募集し日本は7位。
•従業員の経験を重視する求人情報は全体の0.1%で日本は10位
•DEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を重視する求人情報の割合は0.1%未満で日本は10位
•グリーンスキル(持続可能で資源効率の高い社会で暮らし、発展し、支援するために必要な知識、能力、価値観、姿勢)を求める求人情報の割合が0.46%で日本は9位

コーナーストーンのグローバル戦略イニシアチブ担当副社長であるマイク・ボリンジャー(Mike Bollinger)は次のように述べています。「市場全体で変化するスキルや職場の動向をリアルタイムで注視し続けることは、予測を立て、競争力を維持するために不可欠です。このレポートでは、組織や個人が追いつかないほどのスピードでスキルが進化しているため、変革や順応性に限界が生じ、人財育成とのギャップが広がっていることを明らかにするだけでなく、重要な人財スキル、つまり『ソフト』スキルを組織内で確保することの重要性も強調しています。」

SkyHive by Cornerstoneのアナリティクス部門の責任者であるブレディ・タスカ(Bledi Taska)博士は次のように述べています。「未来を完全に予測することは決してできませんが、技術の進歩がどのように業界やスキルの需要を再構築するかを理解するうえで、歴史は依然として重要な指針となります。過去の傾向とリアルタイムの市場インテリジェンスを組み合わせることで、進化する状況についての強力なインサイトを得ることができます。たとえば、当社のレポートでは、生成AI(GenAI)スキルの需要の急激な上昇に注目していますが、過去の変革の場合と同様に、生成AI(GenAI)が日常業務に組み込まれるにつれて、こうした傾向は安定していく可能性があることを歴史が示しています。このように、過去の教訓とリアルタイムのデータを融合させることで、私たちは将来の労働力を予測して育成することができます。」

スキルエコノミーレポートの詳細については、こちらをご覧ください
https://www.cornerstoneondemand.com/resources/article/global-state-skills-economy-2024/

人財および人財開発戦略に対するスキル中心のアプローチを開始する方法の詳細については、こちらをご覧ください
https://www.cornerstoneondemand.com/platform/skills-graph/

このレポートは米国で9月26日まで開催のHR Tech Las Vegasでも紹介されています。コーナーストーンのブース#8513にお立ち寄りいただき、「スキル エコノミーが労働力の育成不足によるギャップを解決するためにどのように役立つか」というステージトークをお楽しみください。コーナーストーンのグローバル戦略イニシアチブ担当副社長であるマイク・ボリンジャー(Mike Bollinger)と、SkyHiveの創設者であり、SkyHive by Cornerstoneのゼネラル・マネージャーであるショーン・ヒントン(Sean Hinton)がこの点について説明します。

コーナーストーンについて
コーナーストーンは、組織と人がダイナミックに変化する世界で成功するために、AI搭載のプラットフォームであるCornerstone Galaxyを通して潜在能力の強化を支援します。Cornerstone Galaxyは、組織が必要としているワークフォース・アジリティ(組織の即応性)に対応します。さらに、組織がスキル・ギャップや能力開発の機会を特定し、優秀な人財を惹きつけると共にエンゲージメントを高め、現代の組織における多様なニーズに応える多面的な学習体験を提供することを実現します。世界186カ国、7,000を超えるクライアントと1億4,000万人以上のユーザーが、Cornerstone Galaxyを利用して、ハイパフォーマンスで未来に対応できる組織と能力構築を進めています。詳細はhttps://www.cornerstoneondemand.com/jp/ をご覧ください。

SkyHive by Cornerstoneについて
SkyHive by Cornerstoneは、世界中の組織やコミュニティーに労働市場インテリジェンスとAIスキルテクノロジーを提供するリーダー企業であり、スキルが成功への道筋となるような、より包括的な経済を創造しています。SkyHive by Cornerstoneは、200の国や地域の100を超える組織が職務からスキルに移行するのを支援してきました。SkyHiveの倫理的AIにおけるイノベーションとベストプラクティスは、Fast Company、Forbes、世界経済フォーラム、Gartnerによって評価されています。詳細については、https://ja.skyhive.ai/をご覧ください。

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