【著者が語る】会社が生まれ変わる「全体最適」マネジメント

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石原 正博 代表取締役

多くの企業にとって競争力向上やグローバル化への対応が迫られる中、「経営方針が実行されない」「経営と現場、部門間に壁がある」「仕組みやルールが形骸化している」といった問題を抱えています。

そして、こう言った問題の根底には「社員の主体性や意識の欠如、リーダーシップやコミュニケーションの欠如」など人や組織などの問題があるのではないかということで育成研修制度の構築、組織改革の推進など様々な解決策を講じてきました。

しかし、結果はどうだったのでしょうか。社員の声を聞くと「多くの気付きを得た」「やる気が出てきた」「コミュニケーションやチームワークの重要性を認識した」など一見すると効果が出てきたように見えます。

ところが、実際の業務に生かされることはあまりなく、時間が経つと元の状態に戻ってしまっているのです。時間とコストをかけて取り組んだ人事施策は経営全体として最適化されず部分最適に陥っているのです。

では人や組織の問題はどうすれば良いのでしょうか。実は、これまでの人や組織の問題に対する常識や理論を一度変える必要があります。それは「そもそもビジネスの変革においては人や組織の変化など求めていない」ということです。

どういうことなのでしょうか。競争力を向上させたりグローバルに対応させたりするためには、今の仕事の中身のままでは通用しません。

「これからやるべきことは何か」言い換えれば、社員一人一人の目標、課題、役割など仕事の中身を変えなければならないのです。ところが今の人材育成や組織改革の在り方というのはそこまでの面倒を見ていないのです。では仕事自体の変化はどうすればできるのか。

本書は、「方針」「社員」「仕組み」など経営を構成する様々な要素がバラバラで部分最適に悩む経営者や人事担当者向けに、どうしたら全体最適にできるのか、社員一人一人の目標・課題・役割を変えられるのか、事例や具体策を交えながら解決策を提供するものとなっています。人材育成責任者、人事担当者にとって必読の一冊です。

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石原正博 著
日本経済新聞出版社、1,600円+税

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