アクティベイト
渡邉 繁 顧問
本書は、中小企業の経営者や経営幹部の方々のための経営手引書です。これまで長い間、多くの中小企業に係り、経営という立場で、実務・実践を通し得た結論は、次の3点でした。
1.会社は永遠でなければならない。
2.会社は結局人である。
3.栄枯盛衰には必ずそれなりの予兆がある(失敗には必然性あり)。
しかし、多くの中小企業が、その事を掴み切れずに彷徨し続けている、という極めて厳しい現実があります。そこで、改めて基本や原点に立ち帰りながら、その根幹をなす、経営幹部の、人の、有り様についても、見つめ直し明らかにしたのが本書です。
本書の狙いや拘りは、次の4点です。
1.会社(経営)全体をこの本一冊で俯瞰し、戦略構築の入口となるようにしました。
2.そのために、各項目は基本や原点を押えながら、多くの図表を活用また、目次にインデックス機能を持たせる等、分りやすく、全体像が把握し易いよう心掛けました。
3.記述したすべての事項は、これまで長い間培ってきた、実務や実践に基づくものです。
4.めざすは“良い会社”創りであり、そのための独自性(らしさ)、オンリーワン企業の実現です。どうすれば可能か。その鍵を示しました。
メインテーマは、中小企業における“土台創り”であり、それを担う“人のあり様”についてです。そのために必要なことを、次の3つの構成でまとめ事例を取り込みながら説明しています。
第1章 心の扉を開く
第2章 仕事の扉を開く
第3章 実践の扉を開く
もとより、本書ですべてを語るのは困難であり、望んではいません。まずは扉を開き始動していただくことが本望です。
渡邉繁著
文芸社、1,500円+税