組織・人事

【著者が語る】経営人事ノート 「人」と「企業」を強くする人事制度構築

人材パワーアップコンサルティング

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二宮 靖志 代表取締役社長

「経営人事」とは、経営の視座から人事を見つめ直す着眼のことを意味します。一般的に、戦略的な人事、経営に資する人事などスローガンは飛び交うものの、経営の実務に落とし込む具体策が欠落しているケースが多々あります。

もともと、経営にインパクトを与えない人事施策などありはしないものですが、人事の仕事が実務作業として処理されるに留まり、企業の底力を引き上げる効果を生んでいないのです。

人事が担う領域は、人の採用から退職までの雇用管理、人材開発・教育訓練、労働条件の変更に関わる労使間の合意形成、人の意欲を引き出す施策や福利厚生など、実に多岐にわたるものです。

これらの仕事は性質上、膨大な実務を伴うため、よほど注意をしないと、後処理業務に忙殺され、本来の人事の役割を見失い兼ねません。

そうではなく、経営トップが考えるような「人と企業を強くする人事」を深く掘り下げるための着眼、それを実務に落とし込むプロセスが欠かせない―こう考えて、常に「経営人事」の視座から組み上げる人事制度構築に取り組んできました。

「人事は経営の本質に迫ることができるのか」、この命題に、企業経営者と実務担当者とともに取り組み続け、その過程で書き込んだ大学ノートは100冊を超えました。

これは、私が人事制度改革と格闘した記録であり、生々しい書き込みや思考の記録が残されています。同時にそれは、企業の経営者が「人の活躍と企業成長」に熟慮を重ねた記録でもあります。

このノートをまとめ直したものが、本書です。これは、人事制度構築の前工程―私が最もこだわるテーマ、および人事制度構築の実務―特に、人を鍛え・認める人事、更に、貢献に見合う報酬のあり方について、事例企業のケースを使い解説したものです。

経営人事の視座を持ち、魅力ある企業づくりに取り組む決意を持って読んで頂きたい1冊です。

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