【著者が語る】リファレンスチェック採用変革 人材の流動化の中、逸材を確保するメソッド

五味渕 久昭
HRRT 代表取締役

【PROFILE】1981年、栃木県出身。20代はIT関連の法人営業で多数案件を担当。その後、データ復旧業界NO1の会社に営業として入社、実績が認められ取締役(管理部管掌役員)を歴任。その後、東証一部マーケティングリサーチ企業(年商180億)の経営企画に従事し、2018年にHRRTを創業、同社社長就任。

今や採用フローから外せないリファレンスチェック(入社前評価)を活用して、候補者と企業の相互理解を深めて、質の高い人財の獲得を。

「せっかく採用したのに!一年もたたないうちにミスマッチで人財が辞めてしまう」「面接3回以上して、役員とも会食に行った結果、採用してみたらマネジメントスキルが低かった、部長クラスの幹部採用」「学歴や前職は有名企業で申し分なしだが、入社してみたら全く結果を残せず半年で転職していった営業マン」など、人事部門では耳が痛くなるような話がたくさんあります。

私自身も転職経験があり様々な業種で経験を重ねてきましたが、結局、企業の管理部門は人問題に悩みを抱えていることが非常に多く、私も実体験として散々悩まされてきました。

それは採用、育成、評価、配置など、それぞれに課題や問題はあると思いますが、入社を希望する採用面接の段階で、深く見極めることや判断基準の明確化が重要であると気づきはじめている企業が年々増加傾向にあり、その仕組みが採用フローに定着しつつあります。それがリファレンスチェックサービス(入社前評価)です。

この仕組みは、候補者がこれまで一緒に働いていた前職の上司、同僚や前々職の上司にインタビューを実施し推薦状として企業側の人事に提出されます。その第三者が書いてくれたレポートも含め採用可否の判断を総合的に進める流れになります。

これまでの面接では聞くことができなかった候補者の魅力や仕事に対する姿勢、実務やマネジメントスキルや、実績について等、かなり多くの事柄や人となりを知ることができるので、採用の質は格段に変わります。

このリファレンスチェックというサービスが、日本企業と候補者の相互理解を深める仕組みとして、世の中の「人」に関する課題や問題を解決する一助になればという想いと、また、これまで入社前評価に触れたことのなかった方々へ、一つの考えるきっかけとなれば幸いです。

本書は2024年2月29日に発刊し、日本ではじめてリファレンスチェックについて書かれた本になります。

レファレンスチェック

五味渕久昭 著
ゴマブックス
1,500円+税

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