MS-Japan(東京・千代田、有本隆浩社長)が2024年3月に実施した「新卒/中途社員へのオンボーディング実態調査」の結果によると、オンボーディングを実施している企業は6割を超えているが、勤務先のオンボーディングに満足している人は45.5%に留まった。(文:日本人材ニュース編集部)
オンボーディングを実施している企業は60.9%に上った。企業規模別では、規模が大きいほど実施率が高く、1000人以上の大手企業では86.5%が実施していることが分かった。
【オンボーディングを実施していますか】
実施している 45.3%
新卒入社者のみ実施 10.9%
中途入社者のみ実施 4.7%
(実施しているの合計 60.9%)
実施していない 39.1%
【企業規模別 オンボーディングを実施している割合】
10人以下 28.0%
11~99人 46.6%
100~499人 63.4%
500~999人 73.1%
1000人以上 86.5%
オンボーディングの注力度合いについては、新卒社員への取り組みに力を入れている企業が多く見られた。実施内容としては、「入社時の導入研修」(78.5%)「上司との定期的な面談」(50.0%)「OJT(実地研修)」(49.5%)が上位を占めた。
一方で、勤務先のオンボーディングに満足している人は45.5%に留まり、半数以下という結果となった。企業規模別の満足度には大きな差は見られなかった。
本調査の結果から、多くの企業がオンボーディングの重要性を認識し実施しているものの、満足度は高くないことが浮き彫りになった。特に中途社員へのオンボーディングには課題があり、企業はより効果的な取り組みを検討する必要があるだろう。
出典「MS-Japan調べ(https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12482.html)」
調査方法:WEBアンケート
調査対象:全国の管理部門・士業
調査テーマ:「新卒/中途社員への「オンボーディング」実態調査」
有効回答数:340人
調査実施日:2024年3月19日~3月27日