【著者が語る】人材獲得競争時代の戦わない採用

TalentX
鈴木 貴史 代表取締役CEO

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鈴木 貴史 代表取締役CEO

【PROFILE】TalentX(旧MyRefer) 代表取締役CEO 起業家。1988年和歌山県生まれ。2012年にインテリジェンス(現パーソルキャリア)に新卒入社。2015年にリファラル採用の概念を提唱し、MyReferをリリース。現在は採用マーケティングプラットフォーム「Myシリーズ」として全国800社の企業、70万人の社員ユーザーを支援。 2019年、経済産業省後援「第4回HRテクノロジー大賞」採用部門賞、日本の人事部「HR Award2019」を受賞。2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。

日本の採用活動は変化の時を迎えている──。私はそう感じています。そして、その変化の鍵を握るのが「戦わない採用」だと考えています。

昨今、人的資本経営への関心が高まっており、経営戦略に沿った優秀な人材を中長期で獲得する必要性が高まっています。そんななか日本において、他社とバッティングせず優秀な人材を獲得する「リファラル採用」はトレンドになっており、60%以上の日本企業が取り組んでいるという調査データもある一方で、成功の方程式はまだ世に広まっていません。

本書は、日本にリファラル採用の概念を広め、中小から大手まで全国800社・70万人(※出版当時)の社員を支援してきたTalentXが、豊富な事例と具体的なノウハウをもとに、企業成長に貢献する優秀なタレント人材を惹きつけて離さない「リファラル採用」のすべてをまとめました。

メソッドにとどまらず、トヨタ自動車・富士通・博報堂DYグループなどの大手企業や日比谷花壇・岐阜タンメンBBCといった地方の優良企業まで、さまざまな企業規模・業界・領域での活用事例を紹介しています。

また、本書では採用のみにとどまらず、おすすめしたい会社づくりを行う上でのリファラル採用の組織的価値ならびに経営的価値にも触れています。社員が自身の役割外の行動であるリファラル採用に参加し、組織に愛着が湧き、エンゲージメントが高まるまでのメカニズムを学術的なエビデンスをもとに解説しています。

リファラル採用を始めたい、最先端のトレンドを知って自社の採用を変革したい経営者・人事担当者にとってこの一冊があればすべてがわかる内容に仕上げています。ぜひ、人材獲得競争時代に備えた1つのHR戦略として本書を活用いただき、リファラル採用を実践してみてください。

本書をきっかけに1社でも多くの企業のポテンシャルを解放し、採用活動の競合優位性につなげることができれば、こんなに嬉しいことはありません。

TalentX

鈴木貴史 著
日本能率協会マネジメントセンター
1,600円+税

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