対話型AIが人事データの仮説分析や施策立案をサポート 他

人事施策をスピーディーに実践して組織力を強化するためには、自社に適した支援サービスをうまく活用していく必要がある。最近発表されたサービスの中から日本人材ニュース編集部がピックアップして紹介する(文:日本人材ニュース編集部

対話型AIが人事データの仮説分析や施策立案をサポート【クラウドワークス】

クラウドワークスは、人事データ分析ツール「Human & Human」でAIによる仮説分析や施策立案をサポートする「対話型AI分析機能」の提供を開始した。

エンゲージメントサーベイの回答や、労働時間、評価、勤続年数など、「Human & Human」で管理している多様な人事KPIを組み合わせた相関データに対し、AIが詳細な分析をアシストする。部署単位での絞り込みや、部署の特徴に関する追加の定性情報を入力することで、全社的な傾向だけでなく組織の特性に応じた適切な分析と仮説構築が可能。

また、前回のサーベイと比較してスコアが変化した従業員や、現時点でのスコアが特に低い(高い)従業員に対し、数多くの人事データをもとに、その傾向や状況をまとめ、説明する。スコアが低下した従業員に対しては、考えられる原因と具体的な改善アプローチ、上長や人事担当者の1on1や面談での質問項目まで提案する。

クラウドワークス
AIがデータを分析して仮説や改善策を提案

グローバル基準のサーベイで課題を抽出し、ワークスペースを再設計【船場】

船場は、組織・人事コンサルティング会社マーサージャパンと連携し、グローバルトップ企業に求められる空間づくりと人づくりの視点から企業変革を支援する統合ソリューションを開始した。

同社は商業施設、オフィスや教育などの空間づくりをサポートしているが、企業の競争力の源泉が「人」へと移る中、働く環境も多方面からの再設計が求められ、特にグローバルトップ企業もしくはそれを目指す企業では経営戦略やイノベーション推進、成長戦略などと密接に連動したオフィスづくりへのニーズが高まっているという。

マーサージャパンのエンゲージメントサーベイのナレッジを活用し、これまで空間だけでは解決しづらかったワークスタイルの課題を抽出してワークスタイルと組織・人材マネジメント双方の視点から実効的な解決策を導き出す。

グローバル基準のサーベイでワークスタイル課題を可視化(マーサージャパン)世界153カ国、1万2000社以上から5300万人以上の社員データをもとに設計されたサーベイを通じて、リーダーシップ、組織風土、コミュニケーション、働く環境といった視点から、エンゲージメントの現状を分析。経営と連動した組織のワークスタイル課題特定を支援
データドリブンな空間戦略でワークスペースを再設計(船場)サーベイ結果と経営目標を踏まえ、深い企業理解からワークスペースを企画・設計・施工まで一気通貫で提供。これまでの働くための場所から“育てるオフィス”へと転換し、長期的視点でイノベーションやコラボレーションを生む基盤として構築
ワークスペース構築後も継続的に最適化を支援実施施策の効果検証から次の改善提案まで、PDCAを両社が伴走し、空間づくり×人づくりのベストプラクティスを模索

AIとの対話で組織と従業員のエンゲージメントを可視化【コアバリュー】

コアバリューは、AIとの対話から組織と従業員のエンゲージメント状態をリアルタイムに可視化するクラウドサービス「ValueTalk」の提供を開始した。

従業員は、AIとの対話によって業務報告が自動化されると同時に、AIからフィードバックとして要点が整理されたまとめが提供されるため、自身の状態や行動を客観的に振り返ることができる。管理者にはAIが日々の対話を分析したデータに基づく組織やメンバーの状態をリアルタイムで確認できる管理画面が提供される。エンゲージメントの変化や注意すべきギャップがひと目で可視化されるため、スピーディーかつ適切なマネジメントが可能になる。

定点観測型の手法では捉えきれなかった現場の変化や個々の状態を、AIとの対話を通じてリアルタイムに把握することで、離職の予兆となる感情の揺らぎや業務の停滞サインをいち早く検知して迅速なフォローや的確なマネジメント判断につなげてもらう。

コアバリュー
組織・メンバーの状態をリアルタイムで確認できる

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