【著者が語る】インストラクショナルデザイン

荒木 恵 リープ 取締役

リープ
荒木 恵 取締役

【PROFILE】ヘルスケア関連企業などを経て人材開発コンサルティング企業に従事。営業、MR、フィールドトレーナー、事業開発などを経験。熊本大学大学院教授システム学でインストラクショナルデザインを学び、教育評価を研究。修士(教授システム学)、RCiS連携研究員、認定アクションラーニングコーチ、日本評価学会認定評価士。

人事・人材開発の「その施策、本当に成果につながっていますか?」人的資本経営が叫ばれる中、人事部門にはこれまで以上に「人材育成が、事業成果にどう貢献しているのか」を説明することが求められています。

一方で現場からは、「研修は実施しているが、行動が変わらない」「育成施策と業績のつながりを説明しづらい」といった声も多く聞かれます。

本書『インストラクショナルデザイン成果から逆算する“評価中心”の研修設計』は、こうした人材育成と成果の断絶に強い問題意識を持って執筆しました。研修を「実施すること」自体が目的化していないか。評価は単なる理解度確認や満足度調査で終わっていないか。

本書は、こうした人事施策の“当たり前”を問い直します。本書の最大の特徴は、研修や育成を「コンテンツ設計」から考えるのではなく、最初に“成果(パフォーマンス)と評価”を定義する点にあります。

HPI(Human Performance Improvement)とID(インストラクショナルデザイン)の考え方を軸に、「現場でどんな行動ができるようになれば、事業成果につながるのか」「その行動ができているかを、どう評価するのか」を起点に、育成施策を再設計するプロセスを具体的に解説しています。

理論書でありながら、内容は極めて実務的です。製薬業界をはじめとする企業内教育の事例をもとに、
・研修企画が通らない理由
・アセスメントをどう設計し、どう活用するか
・マネジャー育成やOJTとどう接続するか
といった、人事担当者が直面しやすい課題に踏み込んでいます。

「育成施策を、成果で語れるようにしたい」「研修を“やっている感”から脱却したい」「現場と経営をつなぐ人材開発を実現したい」そんな課題意識をお持ちの人事責任者・担当者にとって、本書は人材育成を“事業の言葉”で再設計するための実践的な一冊となれば嬉しく思います。

インストラクショナル デザイン

荒木恵 著
プレジデント社
1,500円+税

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荒木恵

リープ 取締役/ヘルスケア関連企業などを経て人材開発コンサルティング企業に従事。営業、MR、フィールドトレーナー、事業開発などを経験。熊本大学大学院教授システム学でインストラクショナルデザインを学び、教育評価を研究。修士(教授システム学)、RCiS連携研究員、認定アクションラーニングコーチ、日本評価学会認定評価士。

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