【著者が語る】小さな会社が自社をRPA化したら、生産性がグーンとアップしました。

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小林 卓矢 代表取締役

当社では、年間100社以上の中小企業への経営・財務コンサルティング、補助金支援を行ってきました。その中で、「募集してもいい人が来ない」「最近の若者は辛いとすぐ辞めてしまう」という相談が多いです。

また、せっかく採用できて、やっと仕事を任せられるようになった頃に退職され、育成してきた苦労が水の泡になったというお話もよく伺います。また、業務担当者が休んだり、退職したりすると突然仕事が回らなくなり、再び求人を行うというサイクルを繰り返しています。

人手不足が年々深刻化し、働き方改革によって労働時間の制約が厳格化される中、従来のように新たに人を採用して仕事を回すだけでは、限界がきているのではないでしょうか。

その中で、最近、パソコンで行う定型業務の自動化「RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)」というツールが注目を浴びています。定期的に同じことを繰り返す契約書の入力、FAXで届いた発注書の入力、請求書の発行、経費処理や勤怠管理といった定型業務作業は自動化できるなら自動化し、生産性を高めたいと思う経営者や部門責任者は多くいます。

しかし、大量業務がある大手企業や一部の地方自治体で導入が先行し、効率化が図れたという話はよく聞く一方で、中小企業での導入はまだまだ浸透していないのが現状です。導入しても上手く運用にまで至っていない企業も散見されます。

そこで、実際に中小企業の当社がRPAに関する情報収集から、悪戦苦闘しながらも比較検討・決断・導入・実際に使ってみた実例・効果について、実体験をベースにまとめました。

自社や所属部署で業務効率化に向けてRPA導入を検討している方へは、導入する上でどういったことに注意すべきか、業務効率化を目指す時に気を付けるマネジメントまで、当社が導入時にぶつかった数々の課題やその乗り越え方を参考にして、自社での導入・業務自動化を検討するのはいかがでしょうか。

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小林卓矢 著
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