2018年7月26日

人材発掘に向けた具体的手引き —ヒューマン・アセスメント—【著者が語る】

ウィズン・コンサルティング 岡部 泉 代表取締役

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ウィズン・コンサルティング 岡部 泉 代表取締役

 「なぜ人が育たない!」「マネジャーがしっかりしていない!」「人材がいない!」という声を多くの経営者から聞きます。なぜこうした声が出るのでしょうか。リーダーに登用された人の多くが、これまでの業務の成果を獲得した人ではないでしょうか。業務遂行や成果獲得ができる人が、必ずしもマネジメントができるとはいえないのは誰もが頭では分かっていることです。

 階層が上位になるにつれて、求められる役割は変化します。結果として、適応するための能力も変化します。企業として期待する役割に応じた業務遂行に必要となる能力をしっかりと見極め、体系化している企業は意外と少ないのが実情ではないでしょうか。

 本書では能力の考え方と、その見極めをどのように行えばよいかを示しています。見極めを行うための手法としてヒューマンアセスメントプログラム(以下HA)という手法があります。HAではアセッサーという専門家がアセッシーと呼ばれる対象者を多面的な演習を通じて能力評価するものです。

 HAプログラムは高度成長期に米国から入ってきました。長年実施されてくることにより、その考え方や解釈がばらつきを見せてきたのが現状です。本来、人間が人間を評価するという大変なプログラムを行うわけですので、決して曖昧さやアセッサーの主観が立ち入ることがあってはなりません。

 本書の基本的な考え方は、どのような評価者(外部専門家、社内評価者)であっても、しっかりとトレーニングを踏むことにより、ブレの無い均一的絶対評価が可能となるという思想です。そのために求められる基本的考え方と着眼点を示しています。

 人材を育成評価する立場の人であれば誰もが理解しておかなければならないことといえます。本来、人材評価を社内でできないことが問題であることを理解して欲しいと思っています。社内で困難であれば、外部専門家の支援を仰ぎ徐々にその専門性を社内に移植していくという考え方が重要だと思います。
人材発掘に向けた具体的手引き —ヒューマン・アセスメント—

人材発掘に向けた具体的手引き —ヒューマン・アセスメント—

大浦久司・岡部泉 著
鳥影社、1,500円+税
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