人材育成

【著者が語る】ロジカルティーチング ガツガツしていない若手社員を伸ばす技術

ラーニングエンタテイメント
阿部 淳一郎 代表取締役

「イマドキのガツガツしていない若者たちをどう上手く育てるか」が本書のテーマです。

VUCAの時代。多くの企業では、自ら考え、行動できるような若手人材の育成が必要とされているのではないでしょうか。しかし、ある新入社員のアンケート調査では次のような結果が出ています。「4人中3人以上が入社後すぐの段階で『仕事をがんばるよりも定時で帰ることを優先したいと回答』

「4人中3人以上が『何か困ったことがあった際は、自分で考えることなく上司や先輩に手取り足取り教えてほしい』と回答」。つまり企業側が求めるタイプとは反対に、仕事は受け身で取り組もうとする姿勢の若者たちが約75%を占めているのです。

このアンケート結果は、企業と大学の両方の現場で採用や人材開発のお手伝いをしている私の現場感としてもフィットしています。とはいえ、こういった若者たちを「甘い!」とか「意識が低い!」とは私は感じません。

「彼ら・彼女らが生きているカルチャーを考えると、『働く』ということに対してこういう価値観になる人が多くなるのも当然。だからこそ必要なのは『今の時代にあわせた効果的な育て方のアプローチ』である」というのが私の考え方です。

しかし、「ジェネレーションギャップもあり、どう育てたらよいか悩む」「自分自身のKKD(経験/勘/度胸)でやらざるを得ないので迷う」といった声を多数、耳にするのが現状です。私は、愛情をもって誠実に若手の人材育成に向き合っておられる経営者や管理職の方が世の中にはたくさんいらっしゃることを、現場に立つ人間として知っているつもりでいます。

とはいえ、愛情さえあれば万事OKだとは思いません。やはり愛情の上に「理論に裏打ちされたノウハウ」を乗せることも必要だと考えています。

そんな悩みを持つ皆さんに向け、一個人の体験談ではなく、心理学や行動分析学を中心とした学術的根拠のあるロジカルな若手育成アプローチを、実践で使えるよう、多くの現場事例とともに執筆しました。「若手社員の底上げ」にお役にたてると嬉しく思います。

阿部淳一郎 著
ぱる出版
1,400円+税

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