派遣社員の実稼動者数(月平均)が前年同期比104.7%となっていることが、日本人材派遣協会の労働者派遣事業統計調査で分かった。
2023年7~9月期の派遣社員の実稼動者数(月平均)は前年同期比104.7%の40万8843人で、前四半期平均より809人増となった。
派遣社員の実稼動者数の前年同期比を地域別に見ると、東北(99.5%)、中国(98.2%)、四国(91.9%)、九州(99.6%)で対前年同期比100%を下回った。
前年同期比100%を上回ったのは、北海道(100.4%)、南関東(106.3%)、北関東・甲信(102.6%)、北陸(103.8%)、東海(107.8%)、近畿(104.3%)だった。
業務別に見ると、情報処理システム開発(111.8%)、機器操作(98.6%)、財務(111.8%)、貿易(104.7%)、一般事務(104.4%)、営業(96.7%)、販売(116.5%)、製造(103.6%)、軽作業(103.1%)だった。
紹介予定派遣の実稼働者数(四半期平均)は前年同期比94.2%の3205人だった。
短期派遣(30日以内)の実労働者数(四半期平均)は前年同期比95.2%の7万4510人。
調査は、労働者派遣事業を行う全国の515事業所を対象に実施した。