キャリアビリティ
雨宮 佑揮 代表取締役
【PROFILE】高校卒業後、米国へ留学し、現地の電子部品総合商社に勤務。帰国後は10年間、海外営業やセールスマネージャーとして欧州やアジア諸国の新規開拓営業を担当。2016年、大手人材紹介会社へ入社し、半導体業界を担当。2年目以降は、常にトップクラスの実績。2020年から製造業部門の組織マネジメントで部門をトップへ牽引。2021年、個人成績で全社トップ賞を受賞。これまでに個人・部門ともにトップ賞を多数受賞する。製造業および半導体業界において常に最高の成果を追求しています。日本の半導体業界を未来へつなげるために全力を尽くします。
製造業では、自動車、機械、化学分野において技術革新が急速に進んでいます。
自動車業界では、電動化や自動運転技術の発展が加速しており、これに伴い、電気系統や自動運転に関連する技術者の需要が急増しています。
機械分野では、生産設備の高度化やロボティクス技術の導入が進んでおり、これに対応できる技術者の需要が高まっています。
化学分野では、環境負荷を低減する新素材の開発や、持続可能な製品の製造が進んでおり、これらの技術革新が市場に大きな影響を与えています。
採用市場に最も大きな影響を与えているのは、近年、日本国内で政策推進が進む半導体分野です。海外と同様に日本政府も半導体製造の国内回帰を促進する方針を掲げており、国内の生産能力が強化されています。
半導体製造プロセスや設計職への需要が再燃しており、特にプロセスエンジニアや設計職の重要性が高まっています。AIやIoTを支える基盤として、半導体のプロフェッショナル人材は今後の日本の産業競争力を支える重要な役割を果たすでしょう。
こうした技術革新の中で、企業はミドルからシニア層のスペシャリストやプロフェッショナルの採用を強化しています。長年の経験を持つシニア層は、即戦力として期待されるだけでなく、組織の効率向上や次世代技術者の育成にも貢献できる重要な人材です。企業は、技術者を確保しながら、組織全体の成長を促進するための体制を強化しています。
さらに、技術の社会還元や実用化に対する意識が高まっており、サステナビリティや環境問題への対応が不可欠です。
これからの企業にとって、優秀な人材を確保するためには、明確なビジョンと具体的な取り組みを示すことが重要です。特に、技術をどのように次世代へ継承していくかが、企業の将来にとって大きな課題となっています。
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