さまざまな人事施策をスピーディーに実践して組織力を強化するためには、自社に適した支援サービスをうまく活用していく必要がある。そこで、最近発表された人材の採用・定着・育成に役立つ多くのサービスの中から日本人材ニュース編集部がピックアップして紹介する(文:日本人材ニュース編集部)
製造業で必要な知識・スキル・資格を学べるeラーニングを提供【ビズアップ総研】
仕事ですぐに使えるスキルを習得してもらうため、業種や職種に特化した教育コンテンツがより一層求められている。
ビズアップ総研は、1万2000本を超える研修動画で、製造業ワーカーに必要なスキル・資格や専門的知識を身につけられるWeb研修システム「e-JINZAI for maker」の提供を開始した。製造業の基本業務研修やバリューチェーン研修をはじめ、各業種に特化した研修のほか、法務・補助金・助成金・資格研修まで、製造業で求められるスキル・知識・資格関係を網羅。必要な学びを一つのプラットフォームで完結できる。
第一線で活躍する講師がカリキュラムを考えて実践的な講義を行い、現場で欠かせない法律・制度の知識、製造業向け補助金・助成金情報と申請ポイント解説、資格取得研修などのコンテンツを提供。オリジナル資料のアップロードや視聴履歴、テスト結果などを一元化できる管理システム(LMS)も用意されている。
ワーク・エンゲージメントや従業員満足度を1分程度で計測して分析【ミツカリ】
勘や経験による判断ではなく、科学的な手法によって従業員の能力開発や組織づくりに取り組む企業のニーズに応えるため、ミツカリは、ワーク・エンゲージメントや従業員満足度を計測する「ミツカリエンゲージメント」サービスの提供を開始した。
厚生労働省や経済産業省が活用を推奨する従業員のワーク・エンゲージメントと、従業員満足度に関する合計5つの項目(ワークエンゲージメント、報酬、人間関係、職務適性、コミュニケーション)を1分程度で計測して分析する機能を備える。
会社全体や部署・職種だけなく、入社年度や評価上位者等、任意のグループでのスコアが自動で集計される。スコアの推移も可視化できるため、どの項目に課題があるかがひと目で分かる。計測には、学術研究にも用いられているUtrecht Work Engagement Scale(UWES)とJob Satisfaction Survey(JSS)をベースに開発している。
個性を活かしながら結果も出すチーム作りを支援する研修を提供【ハブプロダクト】
「個人成果は上がるのにチームの成果は達成できない」「良い時と悪い時のギャップが激しく計画通りに事業が進まない」「活気がなく離職が続いてしまう」といった課題を持つ企業に対し、ハブプロダクトは、個性を活かしながら結果も出すチーム作りを支援する研修「ソルカラ(Solution Color)」を提供している。
研修前にチームのエンゲージメント度と従業員満足度を診断する「エンゲージメント調査」、チームビルディングの法則や心理的安全性に沿ったコミュニケーションのルールなどを解説する「講義」、診断結果に基づきビジネスゲームをセレクトし立場や業務の垣根を越える「ビジネスゲーム」を軸とした内容。
アセスメントテストでパーソナル、ワークエンゲージメント、会社満足度を分析し、約150のコンテンツを組み合わせてプログラムを設計。調査結果と企業が求める解決策に基づいて6つのビジネスゲームから1つを選び、オリジナルのプログラムに仕立てる。
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