
Vook
岡本 俊太郎 代表取締役
【PROFILE】上智大学経済学部卒業。大学在学中、学生団体「adoir」を立ち上げ、映像コンテストを主宰。2012年、株式会社アドワール(現株式会社Vook)創業。2016年、動画・映像制作Tipsサイト「Vook」を立ち上げる。
事業会社における動画領域の中途採用は、この1年で急速に拡大しています。背景には、DX化の進展と動画コンテンツの重要性の高まりがあります。
特に、YouTubeチャンネルやTikTokがマーケティングや採用活動において不可欠となり、さらにBtoB向けのライブ配信ニーズが増加する中で、動画の内製化が喫緊の課題となっています。
量産体制の構築と視聴者の興味を引くノウハウの両立が求められる今、ビジネス視点を持ちながら、映像制作全般(撮影・編集)を担える人材へのニーズが非常に高まっています。YouTubeチャンネルの立ち上げから参画できる人材を求めるケースも増加しています。
企業のジャンルとしては金融・人材紹介・小売・飲食・SaaSなどさまざまです。求職者側では、TV、CM、Web動画などの映像・動画制作会社からのキャリアアップとして、事業会社への転職を希望する動きが活発です。
事業会社では、自社のビジョンやミッションに共感し、社内外の関係者と円滑なコミュニケーションを図り、チームワークを発揮できる人材が強く求められています。専門的なスキルに加え、ビジネス理解や主体性を持つ人材が、各社で争奪戦となっています。
事業会社が映像・動画制作者の採用を成功させるためには、単なる技術力だけでなく、ビジネスへの貢献意欲や理解度を評価することが重要です。自社の事業内容やターゲット層を深く理解し、最適な映像戦略を立案・実行できる人材を見極める必要があります。
選考においては、過去の制作実績に加え、企画提案能力やコミュニケーション能力を測るための工夫が求められます。また、入社後のキャリアパスや成長機会を示すことで、優秀な人材の獲得と定着を図ることが重要です。
またWebやUX・デザイン領域と同じように専門性がある上に、DX領域の中だと特殊な専門性が求められるため、一般の媒体では集まりにくく、より専門性の高い人材プールを見つけることが大切になってきます。
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