新卒入社3~5年で「静かな退職」を実践している人が急増ーーこんな結果がパーソルイノベーションの調査で分かった。(文:日本人材ニュース編集部)

パーソルイノベーションが運営する副業人材マッチングサービス「lotsful(ロッツフル)」が、「静かな退職」を「キャリアアップや昇進などを目指さずに必要最低限の仕事をこなすはたらき方」と定義し、全国の企業に勤める20~49歳の会社員を対象に実施した調査結果を発表した。
現在「静かな退職」を実践していると回答した人は37.7%。勤続年数別に見ると、新卒入社3~5年未満が75.4%で最も高かった。
「静かな退職」の実践状況(勤続年数別)
全体 | 37.7% |
新卒入社3年以内 | 33.3% |
新卒入社3~5年未満 | 75.4% |
新卒入社5~10年未満 | 55.6% |
新卒入社10年以上 | 34.0% |
中途入社3年以内 | 26.9% |
中途入社3~5年未満 | 28.8% |
中途入社5~10年未満 | 27.3% |
中途入社10年以上 | 29.5% |
「静かな退職」という考え方に対して「共感」している人の割合は72.7%で、新卒入社後3~5年未満の人の割合は89.5%と最も高い。
「静かな退職」という考え方に「共感」している人に、今の本業に求める役割を聞いたところ、「安定した収入源」
(46.6%)、「ワークライフバランスの取りやすさ」(40.6%)が多かった。
「静かな退職」によって空いた時間を、副業などの社外活動に活用している人は64.3%だった。
「静かな退職」と副業の実態調査の詳細はこちら
https://www.persol-innovation.co.jp/news/2025-0731-1