人事施策をスピーディーに実践して組織力を強化するためには、自社に適した支援サービスをうまく活用していく必要がある。最近発表されたサービスの中から日本人材ニュース編集部がピックアップして紹介する（文：日本人材ニュース編集部）
採用・育成を一気通貫で管理するタレントマネジメントシステムを提供【マイナビ】
マイナビは、プラスアルファ・コンサルティングと協業し、タレントマネジメントシステム「マイナビ TalentBase」の提供を開始した。
プラスアルファ・コンサルティングが提供するタレントマネジメントシステム「タレントパレット」に搭載されているポジション管理、ダッシュボード、人事評価、スキル管理、研修管理などの機能に加え、マイナビ商品である「マイナビe-learning研修コンテンツ」「パーソナリティ診断」「エンゲージメント診断」などを搭載している。
マイナビの新卒採用応募者管理システムにおける内定者情報の「マイナビ TalentBase」への移行作業を支援する機能も提供し、新卒応募者管理システム利用企業では社員情報登録の手間が削減される他、採用時の情報から入社後の育成などの情報を一気通貫で管理することが可能。
両社が提供するサービスの融合・連携を図りつつ、学生や社会人のデータを蓄積・活用できるプラットフォームを提供する。
20万人超の「知見」を起点にした人材マッチングサービスを開始【ビザスク】
ビザスクは、保有する国内20万人超のエキスパートデータベースから、企業が求める知見を持つ人材を、雇用形態を問わず直接探せる人材マッチングサービス「ビザスクdirect」を開始した。
従来の採用媒体のような職種、年収、経験年数といった「スペック」でのスクリーニングではなく、個人の持つ「知見」を起点にした検索・マッチングをAIがサポートすることによって、企業が本当に解決したい課題に必要な実践的スキルや専門性を持つプロフェッショナルを、業界や雇用形態の垣根を越えてピンポイントで発見できる。
「ビザスクdirect」の人材データベースには500を超える業界・職域の専門家が国内だけでも20万人超登録している。転職市場で顕在化していない多様なプロフェッショナルで構成されており、部長・事業責任者以上のハイレイヤー人材やニッチな領域の専門家など、企業が求める最適な人材の採用を支援する。
4万人の育成実績に基づく戦略構築、研修販売、オンボーディング支援【ベルシステム24】
ベルシステム24は、40年にわたるBPO経験と国内外約４万人の社員の育成実績に基づく人材育成支援ソリューションの提供を開始した。
人材戦略コンサルティングでは、制度設計にとどまらず、経営ビジョンを深く理解して将来的に必要となるスキルと人材像を明確化し、戦略的・実行可能な人材育成の仕組みづくりを伴走型で支援する。
研修コンテンツ販売「CAREER MAP」では、社員研修で運用している職種や階級ごとに最適化された「現場で真に役立つ」研修動画コンテンツを短期間・低コストで提供し、即戦力育成につながる実務密着型のスキル開発を後押しする。
オンボーディング研修「SUDAchi」は、年間1万人規模の新規採用と教育実績に基づく新人社員のオンボーディングから実務スキル定着までを支援する「即戦力育成」特化プログラム。ビジネス基礎研修に加え、金融・保険業界のBPO業務を想定した専門スキル研修なども提供する。
