【物流分野の中途採用】大規模な物流施設の新設が続き、人手不足感はバブル期の水準を突破

日本人材ニュース

ライクワークス
宮郷 剛士 代表取締役社長

物流業界は市場規模が約25兆円を占める一大産業であり、就業者数(約254万人)は全産業就業者数( 約6566万人)の約4%を占めています。

その中でも、2018年のBtoCにおける国内のEC市場規模は17兆9845億円。Amazon、楽天、ZOZO等EC大手企業の大規模な物流施設の新設が続く傾向は数年続いており、市場規模は堅調に伸びています。その裏で、需要と供給のバランスが崩れ「需要過多」が起こっており、物流業界の人手不足感は、ついにバブル期の水準を突破しました。

物流関連の有効求人倍率(パートを含む常用、2018年時点)はドライバーなどの「自動車運転の職業」が2.86倍、倉庫作業などの「運搬の職業」が1.59倍、「包装の職業」は2.98倍の「超売り手市場」といえる状況です。また、今後は人材の確保のみならず、“定着率”も大きな課題といえます。定着率が悪ければ一人当たりの生産性も上がらず、さらに採用コストもかかります。

「超売り手市場」とされる物流業界では、「求職者に選ばれる」「人材が定着する」、この二点が人材不足の課題解消につながっていると考えます。

当社では顧客ニーズや人材不足課題の解決に向け“定着率”を重要視し、2019年10月に派遣先である物流施設に自社オフィスを開設しました。人材教育はもとより、働きやすい環境を
顧客企業に代わって提供できるよう、無料で利用できる休憩室やフィットネスジムの運営なども同時に請け負っています。

また、多様な人材や高度化する物流システムのマネジメントを行う人材の育成も大きな課題であるため、スタッフの社員登用にも力を入れ、現場でのマネジメント業務を任せることでモチベーションの向上と現場での人材育成を実現し、定着率の向上につなげています。

顧客企業と求職者の間に立つ私たちは双方の理解に努め、求職者に選ばれるためのサポートと共に、定着率を向上させる従業員満足度を高めるための待遇改善などを日々検討しています。

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