アイディアポイント
岩田 徹 代表取締役社長
「今の仕事は楽しいですか」「これから何か新しいことをやりたいと思いませんか」、多くの人が「本当は何かやりたい・やるべきだと思っているんだ!」と答えるのではないでしょうか。
「でも…自分なんかにできるだろうか」「でも…どうやっていいか分からない」「でも…できるか不安」、そう思った人は本書を読んでください。新しいことをやるときには、そのための方法や心の持ち方、誰もがはまる失敗パターンがあります。これを知っているだけで効率的に考え、行動することができるようになります。
新しいことは、参考にできる情報が多くありません。どれだけ考えても「やってみないと分からないこと」が残ります。経験のない分野は「こうするとこうなる」ことが分かりません。予想外のことが起きる可能性が常にあります。売れると思ったものが売れなかったり、意外なものが意外な人に意外な理由で売れることもあります。
では、「全然、分からない」かと言えばそうではありません。逆に、「なんとでも言える」かと言えば、これも間違いです。きちんと調べた上で選択肢を出して「その時でもっとも確からしい」選択肢を選び、修正しながら進めていく方法があるのです。
本書は「新しいことをやるときには、新しい考え方と手順」をテーマに、新規事業について、どのような順番でアイディアを出し、評価し、計画を立て、実行するかをできるだけ、丁寧に具体的に説明していきます。
私自身のビジネスも、うまくいったこともあれば、うまくいかなかったこともあります。「もう少ししっかり考えておくべきだった」「考えすぎてムダな時間を過ごした」「典型的な失敗パターンにはまっていた」と思うことが多くあります。
「事前に知っておきたかった」「当時の自分に教えてあげたい、アドバイスしたい」と思うことをできるだけ分かりやすく整理してまとめましたので、「新しいことにチャレンジする」ためのきっかけづくり、困ったときのサポート、困ったときのノウハウ本として活用してください。
岩田徹 著
生産性出版、1,800円+税
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