人材育成

【著者が語る】指示待ち部下が自ら考え動き出す!

アンカリング・イノベーション

アンカリング・イノベーション
大平信孝 代表取締役

「指示待ちだけで自分で考えて動けない。指示通りに動いてくれない。やる気が感じられない。何を考えているのかわからない…」。部下に対してこういった悩みや不満を抱えている上司は多いです。

これに対して、部下は内心で「自分で仕事を進めても、勝手に進めるなと怒られるから指示を待っている。指示だけ出してやり方を教えてくれないからできない。いつも忙しそうでイライラしているから話しかけづらい。何を期待されているのかわからない」と思っています。

仕事をする上で避けては通れない上司と部下のミスマッチを解消し、自ら動く部下を育成するための、すぐ実践できるシンプルかつパワフルな方法を伝えたいと思い、本書を執筆しました。

99%以上がプレイングマネージャーとして、日々自身の業務と部下育成とに追われている日本企業の上司。多忙な中でも、上司自身が「指示だけ上司」から抜け出し、部下との関わり方についてちょっとした工夫をすることで、部下を戦力に育てることができます。

そもそも、指示待ち部下や指示通りに動かない部下はなぜ生まれるのでしょうか。実は、部下は動きたくても動けないのです。指示待ち部下が生まれる根本原因は、たった2つしかありません。

1つ目が自身の業務を「やらされ仕事」だと感じていて、イヤイヤ仕事をしているモチベーションの問題。2つ目が技術や経験不足のせいで自ら動けないスキルの問題。自ら考え動く部下を育成し、成果を出していくためには、この2つの原因をつぶせばいいのです。

人は好きなことなら集中して頑張れるように、部下も仕事に「どうしてもやりたい」ことを見い出せればモチベーションは自然と上がっていきます。「行動イノベーション・トーク」とは、部下自身が心底実現したいと思える目標を、会社としての目標に結びつけられるように上司がサポートする段階的な仕組みです。

これを実行しながら、「成長の5ステップ」に沿って、部下の成長をサポートしていけば、部下は自ら動き出すようになります。

アンカリング・イノベーション

大平信孝 著
かんき出版、1,400円+税

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