【IT分野の中途採用】AI関連のエンジニア採用では、サービス開発の実務経験が重視される

IT

タリスマン
木村 譲二 コンサルタント

近年のIT業界はスマートフォン増加におけるモバイルアプリの発達や、それに伴う企業のIT化が近年に増して急激にスピードアップしています。

急速な市場スピードに対応できるようエンジニアへのニーズは衰えるところを知らず、様々なスタートアップが起業していることもあり、フルスタックでの開発要件がある求人が多い傾向にあります。

その中でも特徴的な求人としては、「AI(人工知能)」を軸とした求人です。近年話題になっていることもあり、「機械学習」、「自然言語処理」、「音声認識・画像認識」など、既にサービスとして実用化されているアプリケーションなどに組み込まれているスキル要件が募集に盛り込まれた求人が目につきます。

候補者側の視点でみれば、経験が有り無しに限らずAI関連のポジションを希望している方が多い傾向にありますが、企業の採用ポイントとして、「実務経験年数や実務経験内容・研究実績」を踏まえ、総合的に判断している企業が多いです。

実際にサービス開発の場面で実務経験を積まれた方が望ましく、研究がメインの方はポテンシャル採用という枠での扱いになる傾向が見てとれます。

実務経験年数と内容のバランスが求人要件に合わない、研究実績はあれども実務経験がない方などは採用見送りになることもあり、こうしたことからサービス開発の実務経験を持つ方が採用に至っている傾向にあることがわかります。

サービス開発の実務経験を持つ優秀な人材は、既に明確な希望を持っています。「どのようなサービスを展開しており、そのサービスで何ができるのか」、「自分が行ってきた経験を活かし更なるスキルアップができるサービスなのか」、このようなポイントを重視した希望が見受けられます。

これらの状況を踏まえ、より自社のサービス内容や、業務を通して得られるキャリアなどの情報を発信し、魅力的な企業としてのPRを行っていく必要があります。

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