人材採用

【営業職の中途採用】低調な業績の会社に所属する優秀な営業職が転職市場に現れている

営業

イノセル
内野 久 代表取締役

新型コロナウイルスの感染拡大により全体的な営業求人は減少していますが、特定の業界では堅調な採用意欲があります。当社に依頼の多かった業種は、DX関連、EC・通販関連、SaaSとよばれるサブスクリプション型、即戦力中心やセグメント特化型(体育会学生や理系学生等)等の人材紹介業です。

DX系、EC・通販系、SaaSモデル、人材紹介系の営業の採用意欲が旺盛という業界的な傾向もありますが、事業戦略の良し悪しが影響しており、コロナ禍でも戦略が秀逸で業績が好調な企業からの求人依頼は常に堅調です。

一方、営業求職者の動向ですが、業績の上位者には常に成長企業からオファーが舞い込んでいます。低調な業績の会社に所属する優秀な営業職が転職市場に現れるのも混乱下の特徴と言えます。特に内定が集中する営業職に共通する特徴は主に3つです。

1つ目は業績が上位20%以内を継続していること。2つ目が転職理由を他責にせず、成長機会と捉え、学ぶ意欲があること。3つ目が25歳〜32歳の年齢範囲であるということです。

求人が堅調な成長企業は常に市場の需要に対して柔軟に、スピード感をもって変化します。その変化に適応する能力、マインド、年齢範囲かどうかが内定を獲得する重要な要因になっているようです。

このような状況下で営業職の採用を成功させている会社の共通点をお伝えします。まずは営業の成功要因を分析し、それを支える業務の特定を行い、業務を遂行できる能力を策定することです。これを求める人材要件として社内共有します。

優秀な営業職を魅了するためには、その要件に合致する人材を魅了するストーリーを作り、採用競合に勝つ戦術を作れるかどうかが鍵です。

また現在、有能な営業の転職活動は人材紹介会社への登録をファーストチョイスにしている傾向があるため、営業職を数多く集客し、登録者との信頼を築く紹介会社を見定め、共に採用戦略を練ることで成功確率を高められるでしょう。自社の求める人材が併願する競合会社を分析し、そこに勝てる計画が肝です。

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