人材採用動向レポート

【コンサルティング分野の中途採用】積極的な採用活動を継続も、選考ハードルを下げられないジレンマ

日本人材ニュース

コトラ
北嶋 真衣 コンサルタント

2016年も、コンサルティングファーム業界は積極的な採用活動が行われています。経営戦略・業務改善等のコンサルティング領域は、継続的に人材採用を行っています。

数年、積極採用傾向が継続している戦略ファームでは、IT・オペレーションに強い人材ニーズが高まり、第二新卒から30代前半まで幅広い層の人材獲得に意欲的です。FAS系ファームであるBig4系のFASはもちろん、独立系ファームでも同様に採用活動は活発です。

しかし、企業の潜在的な問題抽出から対策まで、企業活動を促進するコンサルタントは業務レベルの高い領域であるため、選考ハードルを下げることが難しいというジレンマもあります。

候補者には業務を遂行するための論理的思考力やプレゼンテーション能力をはじめとした高い基礎能力、コミュニケーション力、ストレス耐性といったビジネスマンとしての高い能力が要求されるとともに、業界問わずグローバルプロジェクトの増加を背景に、英語に不自由のない方の転職成功事例も増える等、採用基準が常に高く設定されています。

年齢から求められる役割も大きく変わり20代後半まではポテンシャル、30歳からはプロジェクトマネジメント力、35歳を超えるとプロジェクトマネジメントの他、人材マネジメントや営業力、40歳を超えると前述の要素全てに加え経営マネジメントも期待され、30歳以降の未経験者の採用ハードルは極めて高く、即戦力採用の競争が行われています。

即戦力人材が重視される一方、コンサルティングファームでは採用計画数と母集団が見合っていません。母集団を増やすためには、セミナーや一日選考会等の工夫が必要です。

ソーシャルリクルーティングを導入する企業も多いですが、必要な即戦力や専門性の高い人材を効率よく集めるには、引き続き人材エージェントとの連携は必要になるでしょう。

また、専門性や即戦力を重視する場合には正社員採用に拘らず、プロジェクトベースでプロフェッショナル人材を確保する業務委託の動きも見えつつあると言えます。

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