AIアバターとの会話トレーニングで組織の営業力を引き上げる【エクサウィザーズ】 他

さまざまな人事施策をスピーディーに実践して組織力を強化するためには、自社に適した支援サービスをうまく活用していく必要がある。そこで、最近発表された人材の採用・定着・育成に役立つ多くのサービスの中から日本人材ニュース編集部がピックアップして紹介する(文:日本人材ニュース編集部

AIアバターとの会話トレーニングで組織の営業力を引き上げる【エクサウィザーズ】

OJT形式の営業教育を行う企業では、教育担当者の時間確保、担当者によるばらつき、育成に時間を要する、リモート勤務社員への対応などの課題が見られる。こうした課題を解決するために、エクサウィザーズは、組織の営業力を引き上げるサービス「exaBase ロープレ」の提供を開始する。金融・保険、不動産などの業務に合わせたシナリオを対話型で作成し、顧客を想定したAIアバターと時間・場所を問わず会話の練習が可能だ。

分析結果の評価フィードバックを得られ、営業スキルアップだけでなく、不適切な発言を抑止するといったコンプライアンス順守、調達交渉、新人・代理店教育、カスタマーサクセスなどの業務で活用できる。利用者の発話終了からAIアバターの発話まで1秒以下という自然な会話速度を実現し、ロールプレイングのシナリオは「exaBaseロープレ」と対話しながら作成できる。練習すべき営業シーンと状況を把握できる進捗ビューも提供する。

エクサウィザーズ
業務に合わせたシナリオを対話型で作成できる

障がい者向けデジタル人材育成の長期インターンシップで雇用促進【KindAgent】

精神障がい者の雇用義務化や法定障がい者雇用率の上昇によって、障がい者の雇用は拡大してきたが、DX推進に伴い、これまで障がい当事者が多く携わってきた業務がAIやRPAに代替される現象が発生している。そこで、KindAgentは、障がいのある学生や既卒者を対象とする「デジタル人材育成・長期インターンシッププログラム」を開発した。

医師監修の心理教育とメンタルヘルスケア、グループワークを通じたコミュニケーション能力開発などを提供し、参加者はITスキルや基礎ビジネススキルを獲得しながら、自らの特性を理解し自分を受け入れることを学び、メンタルケアの素地を養うことができる。プログラム途中からはアルバイト雇用契約を締結し、OJT等を通じて職場理解を深められる。実施企業は、即戦力人材を育成しながら障がい者雇用促進を図り、受入部門側の障がい理解・体制構築を進めることができる。

KindAgent
プログラムを通じて障がい者雇用の体制を作る

クローン化した求職者と求人をAIエージェントが効率的にマッチング【オルツ】

AIクローン技術でつくり出すパーソナルAIの開発と実用化を行うオルツは、医療人材ビジネスを展開するエムスリーキャリアと大規模言語モデルを活用した先進的なクローンマッチングの実証実験を開始した。共同開発したプラットフォームは、大規模言語モデル技術を用いて「医療×HR領域」のプロフェッショナルと求人情報を適切かつ効率的に結びつけ、これまで人間が行っていたボトルネック工程を省力化し、医療機関や専門家が求める人材の発掘・採用するプロセスを大幅に簡素化・迅速化させる。

クローン化した求職者と求人をAIエージェントが仲介し、クローン同士による仮想面談などの対話情報を活用することによって、関係者は本来集中すべき仕事に注力できるようになる。医師にも時間外労働の上限規制が適用されるなど働き方改革が課題となる中、医療人材の採用効率化への貢献が期待される。

オルツ
採用プロセスを大幅に簡素化・迅速化

従業員の健康管理をサポートするスマートリングを法人向けに販売【SB C&S】

企業が従業員の健康保持・増進に取り組む健康経営が注目を集める中、SB C&Sは、ŌURAが開発する指輪型の健康管理用スマートリング「Oura Ring Gen3(オーラリング第3世代)」の国内法人向け販売を開始した。「Ouraリング」は、日々の生体信号に基づき、コンディション、睡眠やアクティビティを分析することで、従業員の疲労やストレスの兆候をいち早く検出できるため、企業の健康経営・健康投資を後押しし、従業員の健康管理とパフォーマンス向上が期待される。

従業員への感謝の贈り物としたり、福利厚生の一環として取り入れることで健康を大切にする文化の醸成にも活用できる。リング本体と専用アプリの全機能が利用できる「Ouraメンバーシップ」の一括購入プランや、組織のニーズに応じてグループを構成し、設定を個別カスタマイズできるダッシュボード「Oura Team」の導入オプションなどを用意している。

SB C&S
生体信号に基づき、コンディションを分析

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