2024年4月の完全失業率2.6%、正規雇用は前年同月比2万人増

総務省が発表した労働力調査(速報)によると、2024年4月の完全失業率(季節調整値)は前月と同水準の2.6%だった。(文:日本人材ニュース編集部

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男女別の完全失業率は、男性が2.8%で前月から0.1ポイント増加、女性は2.4%で前月から0.2ポイント減少となった。

完全失業者数は193万人(前年同月比3万人増)で、2カ月ぶりの増加となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合による離職」は23万人(前年同月比3万人減)、「自発的な離職(自己都合)」は80万人(同6万人増)、「新たに求職」は54万人(同増減なし)だった。

就業者数は6750万人(前年同月比9万人増)で、21カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は6087万人(同30万人増)。

就業者数の前年同月比を産業別に見ると、宿泊業,飲食サービス業(25万人増)、情報通信業(9万人増)、教育,学習支援業(9万人増)などが増加し、製造業(27万人減)、生活関連サービス業,娯楽業(9万人減)、金融業,保険業(4万人減)などが減少した。

正規雇用は3666万人(前年同月比2万人増)で6カ月連続の増加。非正規雇用は2084万人(同20万人増)で8カ月連続の増加となった。

非正規雇用の内訳は、パート1014万人(前年同月比5万人増)、アルバイト448万人(同27万人増)、労働者派遣事業所の派遣社員161万人(同7万人増)、契約社員273万人(同14万人減)、嘱託107万人(同増減なし)、その他80万人(同6万人減)。

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