【経理・財務職の中途採用(外資系企業)】USCPA資格を保有し、TOEIC830点以上の人材が新たな採用ターゲット

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CPAキャリアサポート
中園 隼人 代表取締役

【PROFILE】2001年早稲田大学人間科学部卒業。2003年早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程修了。 2003年MS-Japan入社(東証プライム市場:6539)、2013年同社取締役就任。2020年同社取締役退任後、フリーランスとして税理士法人・コンサルファーム等の顧問に複数従事。2021年CPAキャリアサポートゼネラルマネージャー就任、2022年9月同社代表取締役に就任。

外資系企業はいわゆる村社会的な傾向が強く、外資系に強みを持つ一部のエージェントやエグゼクティブサーチのみを利用するケースが少なくありません。そのため、日系企業の求人のように「どこのエージェントにも同じ求人がある」というような状況になりにくく、外資系企業の採用マーケット全体がブラックボックス化しやすいという課題があります。

また、以前より、外資系企業の採用は、①ジョブ型雇用、②経験者採用、というのが大前提であり、募集ポジションに応じて高額な年収が提示される求人が多い点も特徴でした。とはいえ、常に外資系企業経験者は転職マーケットにおいて引き合いが強く、採用しても一定期間ですぐに次の職場へ転職されてしまい、企業は再び採用活動を行わざるを得ない状況が延々と繰り返されていました。

そこで注目されているのが、「一定以上の条件を満たすポテンシャル人材の採用」であり、外資系企業を取り巻く最新トピックスとなっています。

外資系企業の採用活動は、前述の通り、即戦力を前提としたジョブ型雇用が中心であるため、若手の未経験人材が外資系企業の採用市場に入り込む余地はほとんどありません。その結果、徐々に高齢化の一途を辿っているのが現状です。

一方、若手優秀層の新卒や第二新卒を採用できる大手外資系企業では従業員年齢をある程度、若返らせることに成功するケースも見られます。中小から中堅規模の外資系企業は若手人材の採用に苦戦しており、高齢化に悩む企業が増加しています。

上記の流れに風穴を開けようとしているのが、前述の「一定以上の条件を満たすポテンシャル人材の採用」です。具体的には、USCPA資格を保有し、TOEIC830点以上のスコアを持つ人材がターゲットとなっています。

今まで、非上場の日系企業の経理職に従事していた20・30代の人材が、キャリアアップのためにUSCPAを取得するケースが増加しており、そのトレンドをキャッチした外資系企業が新たな採用ターゲットとして注目しています。

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