AIと専門コンサルタントが営業職採用のスピードと精度向上を支援 他

人事施策をスピーディーに実践して組織力を強化するためには、自社に適した支援サービスをうまく活用していく必要がある。最近発表されたサービスの中から日本人材ニュース編集部がピックアップして紹介する(文:日本人材ニュース編集部

AIと専門コンサルタントが営業職採用のスピードと精度向上を支援【インプレックスアンドカンパニー】

インプレックスアンドカンパニーは、営業職採用支援サービス「AIセールスRPO」を提供している。

累計1000人以上の採用支援で培ったノウハウに、AIによるデータ解析とパーソナライズドメッセージングを組み合わせ、営業領域に精通したコンサルタントがペルソナ設計・ターゲティングを監修し、AIが候補者ごとに最適なスカウト文面を自動生成して採用のスピードと精度を両立させる。

事業責任者の久保井智裕氏は「ダイレクトリクルーティングは能動的にアプローチできる有効な手段だが、採用担当者はターゲット検索や求人票の最適化、候補者に合わせたメッセージ作成が追いつかず、一括送信や汎用的スカウトに留まっているケースが多い」と課題を指摘する。

営業職採用ではスキル・カルチャー・価値観の一致が重要視されており、「AIセールスRPO」はAIの効率性と営業の知見を融合することで、より高精度なマッチングと採用成果の最大化を目指している。

インプレックスアンドカンパニー
「AIセールスRPO」の特徴

候補者のAI面接データを活用したスカウトで採用ミスマッチを防ぐ【アズユニ】

アズユニは、AI面接プラットフォーム「CaseMatch」で、新卒・中途採用向けスカウト機能をリリースした。

「CaseMatch」は、候補者の集客から選考・採用まで一気通貫でサポートし、外資系コンサルファーム、日系大手企業、メガベンチャーなど50社以上が導入している。

学生や転職希望者にも選考・練習の場として利用され、新卒の登録者数は1万人超で、75%以上が高学歴層。中途の登録者は年収700万円以上の人材や大手外資系ファーム出身者が多く、9割以上が積極的に転職活動を行っているという。

非効率なスカウト運用による候補者とのミスマッチや採用担当者の工数増加といった課題を解決するため、「CaseMatch」では日々のAI面接で得られる課題設定力・施策立案力など本質的な能力評価データを活用し、履歴書だけでは見抜けない候補者の特性や志向性を数値化してミスマッチの解消を目指している。

アズユニ
「CaseMatch」登録者の属性

AIに選ばれるための最適化技術で採用ブランディングを支援【ULM】

ULMは、LLMO(Large Language Model Optimization)ソリューション「LLMO COMPASS」を開発し、企業の採用力向上を支援するHR Tech ソリューション「LLMO COMPASS 採用」の提供を開始した。

Webサイトで情報を探す手段が検索だけでなく対話形式でAIに質問する行動が広まり、求職者も生成AIに「未経験でも働きやすいIT企業は?」といった質問をして就職活動を進める動きが広がっている。

「LLMO COMPASS採用」はAIに選ばれるための最適化技術であるLLMOと採用ブランディングを融合し、採用力の最大化を支援する。まずは現在の採用コンテンツをAI視点で診断し、ターゲット人材に最適化された戦略を設計する。

AIが回答しやすい構造化コンテンツや、意味理解型検索に最適化されたコンテンツを制作・実装し、AI経由の流入やコンバージョンを測定して採用市場の変化に合わせた継続的な最適化を行う。

ULM
「LLMO COMPASS」サービスの流れ

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