【東南アジア地域の中途採用】高い成長率を保つタイ・ベトナム・インドネシアで日本人求人が増加

日本人材ニュース

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安倉 宏明 Founder & CEO

東南アジアでの日本企業の進出・事業の拡大が顕著に行われており、大きな流れとしては日本人求人が増える傾向にあります。しかし、国ごとで傾向は別れており、日本人求人が増加傾向にある国は、タイ・ベトナム・インドネシア等のGDPでも比較的に高い成長率を保つ国があげられます。

東南アジアでも飛び抜けて日系企業・在住日本人が多いタイでは、求人数・求職者数も多く、業種は製造業を中心として幅広い産業にまたがります。タイが他の東南アジア各国と違う点は、比較的タイでの就業経験および現地語(タイ語)をビジネスレベルで習得しているかを問われる点です。

一方、ベトナムやインドネシアでは、通訳・翻訳のポジションを除いて、現地語を求められるケースは多くありません。また、現地国内で日系マーケットが成立しているかどうかで、企業が求職者に求める現地スキルが変わってきています。

シンガポールやマレーシアは日本人求人数が前述した国に比べて顕著に伸びてはいません。マレーシアは、比較的、現地ローカル英語人材で優秀層が採れるため、日本人が求められる職種は限定されています。

シンガポールは、日本人とローカル人材の給与格差が他国に比べて顕著ではないため、日本人求人のニーズは従来から多かったものの、昨今のビザ取得の難易度があがっているため、永住者や駐在員帯同者等のビザ不要人材限定の求人になりつつあります。

企業が採用を成功させるためのポイントとして、日本人にしかできない仕事と、ローカル人材に任せるべき仕事をしっかりと仕分けすることが重要です。

優秀なローカル人材の採用ハードルと日本人採用ハードルは、種類が異なります。日本国内に比べて人材の流動性が高い東南アジアで採用を成功させるためには、各国に沿った人事制度無しには成しえません。どのような人材が自社に必要で、どういう活躍を求めるかをしっかり定義し、正しい報酬制度、人事制度を設定した上で、採用に望まれることをおすすめします。

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