2020年11月25日

人事・総務担当者のためのハラスメント研修 設計・実践ハンドブック【著者が語る】

メンティグループ 加藤 貴之 代表取締役

 (28420)

メンティグループ 加藤 貴之 代表取締役

 2020年6月のパワハラ防止法施行に伴い、企業は研修の実施を求められています。

 管理職などによるハラスメントを防ぐ一方で、一般社員の過剰反応も防ぐためには、管理職・一般社員を含めて広く研修をすることが効果的です。その際に、外部講師にすべての研修を依頼すると費用がかかりますので、「研修の内製化」も1つの方法です。

 私はこれまでに1万人以上の方に研修をしましたが、ハラスメント防止研修は、2つの要素をベースにすれば、それほど難しくないと感じています。

 1つ目は必要性です。「ハラスメントによって何が起こるのか」を伝えると必要性の理解につながります。
 2つ目は、対応法。どう対応したら良いのかという具体策を伝えると、実行してもらいやすくなります。

 社員に知ってもらうべきことは、基本的にこの2つのみです。2つの要素を基本にすれば研修は成立するので、内部講師による研修にもトライしていただきたいと思っています。そのガイドとなるように、ノウハウをまとめたのが本書です。ディスカッション法、確認テストやクイズなどのツールの作り方も掲載しています。

 研修講師となる方は、最初は苦労すると思いますが、「人に教えること」は多くの学びにつながり、専門的な知見が身につきます。そういう知見を持った人が社内にいることはハラスメント対応の際の大きな力となります。

 対応に失敗するケースの多くは、初動の遅れが原因です。素早い初動のためには、社内にハラスメントに詳しい人がいて、その人の知見を活用して対応することが効果的です。社内で適切な初動を行えるようにしておけば、問題をこじらせずにすみます。

 研修の内製化は、ハラスメントが起こったときの初動判断のキーパーソンを社内につくることにもつながります。様々なメリットがある研修の内製化の参考として、本書がお役に立てば著者としてうれしい限りです。
人事・総務担当者のためのハラスメント研修 設計・実践ハ...

人事・総務担当者のためのハラスメント研修 設計・実践ハンドブック

日本法令、2,200円+税
4 件