2016年10月13日

【新卒採用】新卒紹介への学生の登録は続き、10月以降でも内定者の確保は可能

ベネッセi-キャリア 岩井浩一 新卒事業本部 部長

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 現在も17年卒の採用活動が続いていますが、昨年に続き売り手市場、企業側にとっては採用難易度が高い状態が継続しています。

 加えて、選考早期化が進む競争の中で、自社にフィットする学生を確保するために新たな手法の導入も進んでいると言えそうです。

 当社が提供している新卒紹介サービスにおいても、企業ニーズが年々高まっています。以前であれば、大手企業が終わってから採用活動を開始したり、補充ニーズが発生した場合に新卒紹介を利用していた企業が、早期の段階から活用して採用人数を確保されるケースも増えています。

 採用工数のアウトソースができ、マッチングも相対的に確度高く短期間に実現できる手段として、新卒紹介の有用性が徐々に認知されていると言えるかもしれません。

 こと新卒採用では、特定の条件や属性の母集団形成に苦労することも多く、大手企業や、メーカー・商社・金融といった人気業界からの問い合わせも年々増えています。

 一方の学生側も新卒紹介の利用は着実に増えています。当社でも3年生終盤から選考解禁の6月までの、就活最盛期での登録が増えています。就活後半戦で使うのではなく、就活の基本的な手段の一つとして利用するケースが増えているのでないかと思われます。

 特に、スケジュール変更に伴い、広報期間が短くなり、企業側の選考スピードも早まっている中、プロのキャリアアドバイザーから就活の進め方や選考合否の理由などについてアドバイスを受けられることは、学生にとって頼れるサービスと言えるのではないでしょうか。

 また、現在でも学生の新規登録は続いており、企業側から見れば10月以降であっても効率的に内定者を確保することが可能な状況です。18年卒の採用では企業側・学生側双方において、より選考早期化や短期化が進み、インターンシップ活用等も増えるものと想定されます。

 母集団形成やターゲット学生確保の難易度はさらに高まるため、効果的・効率的な採用手段を早い段階から戦略的に使い分けていくことが必要と考えられます。
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