2016年10月4日

【ITエンジニアの中途採用】人材不足で海外からの応募も積極的に受け入れる企業が増加傾向

スキルハウス・スタッフィング・ソリューションズ マーク・スミス 代表取締役社長

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 昨今、世界で注目を集めるFintechを初め、「テクノロジー」×「多様なサービス・ヒト・モノ」の分野のニーズが特に高まっています。

 これらの分野は海外で発達した技術が多く、日本では実務レベルでの経験を持つエンジニアは少ないことが現状です。

 そのため転職市場にはこのような人材が現れず、企業側も採用に苦戦しています。こうした状況を打開するため、日本で数年キャリアを積んだ外国籍のエンジニアを採用する企業がありました。

 一方で、日本での職務経験がゼロの方は日本語能力やビジネス・文化的習慣の違いなどが障害となり就業が困難でした。

 しかし、人材不足と外国人活用の取り組みによって海外からの応募も積極的に受け入れる企業が増え、条件緩和の傾向にあります。

 こちらは外資・日系を問わず、特に言葉の壁が低い開発者のポジションで顕著です。働き方の多様化により、雇用形態にこだわらない求職者が多くなったと言われますが、マーケット環境の良さも手伝い、正社員志向の求職者が依然多数を占めています。

 企業側も一定人数のエンジニアを集めるため、派遣採用の場合は、経験年数や日本語レベルの条件緩和などを行い、なんとか需要と供給のギャップを埋めようと試行錯誤しています。

 また、政府の女性管理職増加の取り組みや女性雇用支援により、女性を採用する比率が増加している傾向にあります。

弊社でも女性採用決定比率が昨対比11.2%増加しており、今後も継続的な雇用機会が見込まれます。

なお、女性は男性に比べ雇用形態への柔軟性がある点も採用決定率に大きく反映されています。

 今後、エンジニア不足解消においては、企業・業界団体主導の研修・勉強会などを実施し、日本独自の商習慣・文化の理解促進や、新しいテクノロジーの法規制に関する知識の習得、そしてグローバル人材の活用・女性活躍支援を含むボーダーレスな対応が、採用成功のポイントとなるでしょう。
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