2016年8月1日

現場の現実感を大事にして志高き経営者をサポートする 経営者JP 井上和幸社長

次世代を担う経営者やリーダーを育成・輩出していくことで、社会全体を活性化させたいとの想いから設立された経営者JP。代表取締役社長・CEO の井上和幸氏に、注力している取り組みテーマや事業方針などについて話を聞いた。

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井上和幸 代表取締役社長・CEO

1966年群馬県生まれ。89年早稲田大学政治経済学部卒業後、リクルート入社。人材開発部、広報室、学び事業部企画室・インターネット推進室を経て、2000年に人材コンサルティング会社に転職、取締役就任。04年からリクルート・エックス(現リクルートエグゼクティブエージェント)。エグゼクティブコンサルタント、事業企画室長を経て、マネージングディレクターに就任。10年2月に経営者JPを設立(10年4月創業)、代表取締役社長・CEOに就任。

どのような事業を展開しているのでしょうか。

 4つの事業があり、「エグゼクティブ・サーチ事業」と「コンサルティング事業」は企業の経営支援です。クライアントに深く入り込んで組織と人材の最適化を支援しながら、必要な場合には外部から経営幹部を探し出します。企業の外部と内部の両方をしっかりと見ることが大切だと考えています。
 一方、「セミナー事業」と「会員事業」では、経営者やリーダーの方への情報提供やキャリア支援のサービスを行っています。
 2010年4月の創業当時は、リーマン・ショックの影響もあって日本全体が元気をなくしていた時期でした。経営者が強くなれば良い企業やサービスが増えて社会全体も良くなっていくという想いを持って、創業から3年はメンバー数人で懸命に取り組みました。
 次の3年は、今後十数年単位で様々な活動ができる基盤を整えるためにメンバーを増やしながら組織化を進めてきました。現在は「3回目の3カ年」がスタートしたところです。設立10周年の翌年が2020年ですので、今からの5年間は大きくステップしていくフェーズだと思っています。

現在の経営者の資質や能力に何か課題があると考えていますか。

 当社に関わっていただている経営者やリーダーの方は意欲的ですので全く悲観的には見ていませんが、あえて課題を挙げるとすれば、まだまだできることが沢山あるのにやりきっていない感じはあるかもしれません。
 慣習や法規制の問題などの要因もあるとは思いますが、もう少しダイナミックに動いてチャレンジしていけば、どの業界のどんなステージにある企業でも、もっとスピーディーに変化していけるのではないかと感じています。

意欲的な経営者が集まってくる理由は何でしょうか。

 当社に良い情報やネットワークがありそうだという気配を感じていただけているのではないでしょうか。例えば、セミナー事業では、そもそも前向きで好奇心が強いタイプの方が参加されているので、参加者同士で良いネットワークが築けて互いの事業に直結するようなシナジーが発生していくことも多々あります。
 企業に対しても求人に対して人材を紹介するという一過性のものではなく、経営支援を行っていくというスタンスで臨んでいます。
 様々な場で生まれたお付き合いをつないでいくことで、また別の面から支援できることもあるので、中長期的な視点で取り組んでいます。

注力している取り組みテーマを教えてください。

 今期は5つの重点テーマを掲げています。1つ目は「経営の大本からの支援強化」です。コンサルティングやセミナーを行っていく中で、戦略策定の前に経営のベースとなる部分の支援にもっと力を入れたいと感じるようになりました。
 そこで私たちはドラッカーの考え方を再発見しました。「今更、ドラッカー?」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、「経営のOS」となるミッション、ビジョン、ドメインを明確にするためにはとても実践的です。
 経営のOSをしっかりさせ、アプリケーションとしての戦略を策定し、実行するための幹部人材マネジメントを支援するという流れを作り出せています。これまでもそのように動いてきましたが、もっと体系化していく必要があると考えています。
 2つ目は、経営者の「日々の経営・事業×人・組織課題」の解決です。多くの経営者が人材育成や雇用の適正化といった悩みを抱えています。

 理想としては、各社に対して個別にアドバイザーとして対応できると良いのですが、まだそこまでのリソースが私たちにはありませんし、会社によってはアドバイザーのコストを捻出しにくい場合もあります。
 そこで同じ悩みを持つ経営者同士でグループセッションを行えば、アイデアをシェアできるバリューが出てきます。

 7月から開始する「経営者ワークアウト」は月1回ペースで開催し、それぞれの悩みを持ち込んでいただいて、解決策を決めて実行し、翌月に検証するという進め方を予定しています。この仕組みを底支えする会員制サービスも今年度中には形にしていきたいと思っています。

経営の大本から日々の課題解決までの支援を体系化

経営の大本からの支援強化

経営の大本からの支援強化

戦略策定の「その前」→ドラッカー~経営 のOS(ミッション、ビジョン、ドメイン)明確化支援~戦略策定支援~実行のためのマネジメント人材調達支援
日々の「経営・事業×人・組織課題」の解決「 経営者ワー...

日々の「経営・事業×人・組織課題」の解決「 経営者ワークアウト」

現場課題解決のPDCAを回し続ける実行支援、サポーター役、コーチ役

経営の父・ドラッカーに学ぶ「経営者のための、トップマネジメント塾」

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社会に変革をもたらすリーダー達が集い、不変の原理原則を学ぶ、全12 回の年間講座

経営者JP が提供する 月間顧問サービス「経営者ワークアウト」

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グループコーチング&コンサルティング形式にて人材・組織の課題を解決

経営者・リーダー向けメ—ルマガジン「エグゼクティブの条件」~今日から使える実践スキル~

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海外事業を強化するクライアントも増えているのではないでしょうか。

 重点テーマの3つ目は「日本企業のアジア展開支援」です。今までも関連する人材紹介などを手がけてきましたが、もっとアジアの中の日本という立ち位置を意識して動けるようにしていきたい。日本企業が国外に進出するという話ばかりではなく、今まで以上にアジアから人材や企業が多数入ってくるようになるでしょう。
 人材紹介大手ジェイ エイ シー リクルートメント・シンガポール社長として活躍した蒲原隆がメンバーに加わり、ASEANでの活動体制を強化しています。
 4つ目は「ソリューションの高度化」です。オリジナルの社内研修を充実させており、一人一人のコンサルタントのクオリティー強化に力を入れています。さらに業務のシステム化を一層進めることで生産性を上げていきます。これによって、ソリューションの「面」と「深さ」を追求します。
 そして、5つ目のテーマは、様々な事業を推進していくための「体制強化」です。プロフェッショナルの採用ではコンサルタントはもちろん、事業企画や広報などの専門性の高い人材を増やしていきます。

今後の事業方針を教えてください。

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 企業の経営では、どういうフェーズで何をすべきなのかの判断が重要ですが、それを科学的に分析してサポートしていく必要があります。

 そうした支援において当社の強みは、実際に接している事例が膨大なことです。経営の全てが合理的な判断のみで動くなら簡単なのですが、現場ではそう簡単にいきません。
 私たちが膨大な事例から得た現実感はすごく大事だと思っています。原理原則は重視すべきですが、空理空論ではなく、実務の中で何ができるのかを常に考えていかねばなりません。
 当社のコンセプトは創業時から変わっていません。今、このコンセプトに自信を持って提供できるようになってきて次を目指していくフェーズに入っていますので、クライアントからの様々な期待を超えていけるように、さらにしっかりした体制を作っていきます。
 当社自体を知っていただく機会を増やすことは必要ですが、そもそも私たちがやりたいのは志高き経営者やリーダーのサポートです。

 良い取り組みをしている経営者たちをプロモーションしたり、業界の中だけに留まっている話を社会的にシェアしたりといった、世の中に対して「良い経営」を増幅させるような活動こそが我々の使命だと思っています。

株式会社 経営者JP

http://www.keieisha.jp/
代表者:代表取締役社長・CEO 井上和幸
設立:2010年
資本金:1000万円
従業員数:15人
住所:東京都渋谷区広尾1-16-2 VORT恵比寿Ⅱ
TEL:03-6408-9700
事業内容:エグゼクティブ・サーチ事業、コンサルティング事業、セミナー事業、会員事業

経営者JP「スピード×質にコミットするエグゼクティブ採用を通じて、経営課題・事業課題を解決します」 - 人材コンサルティング会社&サービスガイド100選

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経営者JPは、「志高き経営トップ・リーダー達が、集い、学び、執行する最高の場」をコンセプトに人材業界で活躍してきた井上氏が2010年に設立した会社。経営塾やセミナー、コンサルティングを通じた経営支援の膨大な事例の蓄積、経営人材の独自ネットワークが強み。井上氏の経営理念に共感して集ったコンサルタントが、クライアントの経営・人材課題を解決するためのコンサルティングやエグゼクティブ・サーチを強いコミットメントで遂行している(日本人材ニュース編集部の評価)
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編集部(インタビュー担当) 編集部(インタビュー担当)

◆次世代事業経営ゼミナール(第5期)~ものづくり企業の国内外事業運営の基幹要員の育成【8月開講】