【マーケティング職の中途採用(外資系企業)】バイリンガルの需要は年々増加し、ビジネスレベル以上の英語力が必須

マーケティング

ランスタッド
浅見 駿良 プロフェッショナル事業部 B2Cチーム チームマネージャー
木村 竜斉 プロフェッショナル事業部 B2Cチーム チームマネージャー

今年は全体的に売り手市場で争奪戦が繰り広げられています。企業が求めるマーケターへの特徴も変化しつつ、世の中のデジタル/EC化に伴い求められる人材の多くが「デジタルマーケティング」中心です。

マスのみの経験では厳しく、ブランディング中心の役職でも制作やコミュニケーションプランニングに加え自ら実行できるタイプが求められます。また、バイリンガル人材の需要は年々増えており、マーケティング職にはビジネスレベル以上の英語力が必須という傾向にあります。

2021年の国内EC市場規模は20.7兆円(前年比7.35%増)、前年と比べて11.3%増と市場規模が拡大しており、EC化 率 はBtoCで8.78% (2019年は6.76%)と増加傾向にあります(経産省「電子商取引に関する市場調査」)。

コロナ禍での巣ごもり消費の影響による物販系EC販売需要は一過性ではなく、外出機会が回復後も堅調に伸び様々な分野でのEC化の波が派生し、今後も人材採用の増加が予想されます。大きな特徴として、想定年収を大幅に超える採用ケースも増えており、更に加熱していく見込みです。

候補者が企業へ求めるポイントとしては、サスティナビリティへの注目が高まっており、CSR/SDGs/D&I促進といった企業戦略が注目されています。

また、コロナ禍で見受けられるのが、ミスハイアリングや入社後のコミュニケーション不足からくる短期間での転職希望の増加です。採用形式が対面面接からWeb面接主流に変わり、入社後のフォローアップにも変化が求められているのかもしれません。

一括りに「デジタルマーケティング」と言っても、そのワードだけで採用するのは困難です。代理店や事業社側のマーケターに1番大事なのはやはり企業へのフィット感だと思います。

経験がないから採用しない、ではなく自分たちの会社に合う人材はどんな人材なのかを今一度エージェントと話し合うのも採用の鍵となることでしょう。

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