【著者が語る】意思決定の精度と速度を上げる思考の「ステップ」と「武器」

コラボ・ソリューションズ 桐原 憲昭 代表

コラボ・ソリューションズ
桐原 憲昭 代表

【PROFILE】一般財団法人DRIジャパン理事/筑波大学大学院非常勤講師(2019-2023)。1998年に日本ヒューレット・パッカード株式会社に新卒入社後、日本総合研究所、デルを経て、ケプナー・トリゴー・グループ日本支社にて企業幹部・管理職向けに問題解決・意思決定力の強化に関する研修講師、および業務プロセス改革支援のコンサルティングに従事。2011年、事業の推進力のコアとなる人材育成・組織変革を支援するコラボ・ソリューションズ合同会社を起業。実務に直結した研修とハンズオン型のコンサルティングサービスを提供している。前職含め16年以上にわたり、大手企業の新人から管理職まで、のべ1万5000 人、500 回以上の思考力強化に係る研修(実務支援含む)を行ってきた。『意思決定の精度と速度を上げる思考の「ステップ」と「武器」』(プレジデント社)

皆さんは、何かを決める際の「意思決定」について、どのように決断をされていますか。

現代のビジネス環境では、さまざまな情報はインターネットを通じて入手できるようになりました。信憑性がある情報とそうでない情報もありますが、判断材料としての情報には、さほど困らなくなりました。にも関わらず、「何かを決める」という行為は、有益そうな情報を大量に入手したとしても決して簡単にはなっていません。

情報過多の中で無数の情報から何を選び利用していくのか。周りのビジネススピードに追い付くために、時間的なプレッシャーの中で、いかに早く正しい決断をするのか、悩みは尽きないのではないでしょうか。考えた計画を、迅速に実行に移すことも重要ですが、それは最初の意思決定が間違っていないことが前提となります。

これまでの意思決定の問題は、決めるための過程(プロセス)が十分に語られること少なく、手段としての案の内容に目が行きがちになることです。何のために、どのような基準で、物事を決めるのかというモノ差しがあいまいなまま、方法論としての手段の是非(メリット・デメリット)を議論し、堂々巡りしてしまうことが少なくありません。

本書では、意思決定の精度と速度を上げるための思考のプロセスを紹介します。そして、この意思決定の思考プロセスの実践により、次のような効果(ベネフィット)を皆様にもたらします。

  • 意思決定における時間・費用のムダを極力減らすことができる
  • 情報の収集と利用の方法を改善できる
  • 相手に自分の意思決定に至った考えを正確に伝えられる
  • 各人が持っている知識・経験・情報・問題意識などを共有化できる
  • 組織内でのプロセス共有化により、集団での意思決定における思考の効率を上げることができる

変化が激しく情報があふれる現在のビジネス環境下で、「正しくかつ速く意思決定する力」は、企業も個人も、生産性を高めて生き残るために最も重要な能力の一つです。皆様にとって、本書の内容が意思決定の精度と速度を上げるきっかけになれば幸いです。

桐原 憲昭 著
 プレジデント社
1,700円+税

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