派遣社員の実稼動者数(月平均)が前年同期比103.2%となっていることが、日本人材派遣協会の労働者派遣事業統計調査で分かった。(文:日本人材ニュース編集部)
2024年1~3月期の派遣社員の実稼動者数(月平均)は前年同期比103.2%の42万4957人で、前四半期平均より5086人増となった。
派遣社員の実稼動者数の前年同期比を地域別に見ると、東北(99.5%)、北関東・甲信(97.7%)、中国(97.1%)、四国(93.8%)、九州(98.1%)で対前年同期比100%を下回った。
前年同期比100%を上回ったのは、北海道(102.6%)、南関東(104.8%)、北陸(101.5%)、東海(105.0%)、近畿(102.9%)だった。
業務別に見ると、情報処理システム開発(115.6%)、機器操作(99.7%)、財務(111.0%)、貿易(103.6%)、一般事務(102.8%)、営業(96.9%)、販売(98.3%)、製造(100.0%)、軽作業(105.3%)だった。
紹介予定派遣の実稼働者数(四半期平均)は前年同期比99.7%の2922人だった。
短期派遣(30日以内)の実労働者数(四半期平均)は前年同期比91.0%の7万6540人。
調査は、労働者派遣事業を行う全国の509事業所を対象に実施した。