2024年5月の完全失業率2.6%、正規雇用は前年同月比20万人増

総務省が発表した労働力調査(速報)によると、2024年5月の完全失業率(季節調整値)は前月と同水準の2.6%だった。(文:日本人材ニュース編集部

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男女別の完全失業率は、男性が2.9%で前月から0.1ポイント増加、女性は2.3%で前月から0.1ポイント減少となった。

完全失業者数は193万人(前年同月比5万人増)で、2カ月連続の増加となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合による離職」は25万人(前年同月比2万人減)、「自発的な離職(自己都合)」は80万人(同5万人増)、「新たに求職」は53万人(同3万人増)だった。

就業者数は6766万人(前年同月比21万人増)で、22カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は6096万人(同33万人増)。

就業者数の前年同月比を産業別に見ると、卸売業,小売業(16万人増)、教育,学習支援業(15万人増)、宿泊業,飲食サービス業(13万人増)などが増加し、生活関連サービス業,娯楽業(9万人減)、製造業(7万人減)、医療,福祉(4万人減)などが減少した。

正規雇用は3675万人(前年同月比20万人増)で7カ月連続の増加。非正規雇用は2070万人(同4万人減)で9カ月ぶりの減少となった。

非正規雇用の内訳は、パート1012万人(前年同月比18万人増)、アルバイト447万人(同3万人減)、労働者派遣事業所の派遣社員160万人(同1万人増)、契約社員261万人(同10万人減)、嘱託113万人(同増減なし)、その他76万人(同12万人減)。

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