2024年7月の完全失業率2.7%、正規雇用は前年同月比34万人増

総務省が発表した労働力調査(速報)によると、2024年7月の完全失業率(季節調整値)は前月から0.2ポイント上昇して2.7%だった。(文:日本人材ニュース編集部

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男女別の完全失業率は、男性が2.7%で前月から0.1ポイント増加、女性は2.6%で前月から0.2ポイント増加となった。

完全失業者数は188万人(前年同月比5万人増)で、4カ月連続の増加となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合による離職」は25万人(前年同月比増減なし)、「自発的な離職(自己都合)」は82万人(同7万人増)、「新たに求職」は46万人(同増減なし)だった。

就業者数は6795万人(前年同月比23万人増)で、24カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は6113万人(同28万人増)。

就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療,福祉(19万人増)、学術研究,専門・技術サービス業(13万人増)、建設業(11万人増)などが増加し、運輸業,郵便業(24万人減)、教育,学習支援業(10万人減)、製造業、金融業,保険業(ともに9万人減)などが減少した。

正規雇用は3642万人(前年同月比34万人増)で9カ月連続の増加。非正規雇用は2114万人(同29万人減)で3カ月連続の減少となった。

非正規雇用の内訳は、パート1033万人(前年同月比9万人減)、アルバイト469万人(同15万人減)、労働者派遣事業所の派遣社員146万人(同2万人減)、契約社員275万人(同5万人減)、嘱託107万人(同1万人増)、その他85万人(同1万人増)。

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