帝国データが、全国1227社の2025年夏季賞与額を集計したところ、前年比1.8万円増の45万7000円となったことが分かった。(文:日本人材ニュース編集部)

2025年の夏季賞与の支給状況は、「賞与はあり、増加する」(33.7%)、「賞与はあり、変わらない」(37.0%)、「賞与はあるが、減少する」(12.0%)、「賞与はない」(13.0%)だった。
夏季賞与の支給状況
2025年 | 2024年 | 2023年 | |
賞与はあり、増加する | 33.7% | 39.5% | 37.4% |
賞与はあり、変わらない | 37.0% | 34.2% | 36.4% |
賞与はあるが、減少する | 12.0% | 11.3% | 9.3% |
賞与はない | 13.0% | 10.3% | 11.2% |
「賞与はあり、増加する」企業を規模別に見ると、「大企業」(38.4%)、「中小企業」(33.0%)、「小規模企業」(27.0%)となっている。
夏季賞与の支給額(正社員1人当たり平均)は、「30万~50万円未満」(34.8%)が最も多く、「50万~75万円未満」(24.7%)、「15万~30万円未満」(21.8%)と続いた。
全体平均は、45万7000万円となり、前年から1万8000円の増加となった。
夏季賞与の支給額(正社員1人当たり平均)
2025年 | 2024年 | |
10万円未満 | 1.7% | 2.0% |
10万円~15万円未満 | 3.7% | 3.4% |
15万円~30万円未満 | 21.8% | 22.4% |
30万円~50万円未満 | 34.8% | 37.4% |
50万円~75万円未満 | 24.7% | 23.6% |
75万円~100万円未満 | 8.2% | 7.2% |
100万円~200万円未満 | 4.9% | 3.7% |
200万円以上 | 0.1% | 0.4% |
調査を実施した帝国データバンクは「業績の改善や人材確保・定着率の向上を理由に賞与を増額する動きのほか、『ベースアップに連動して賞与も増額となった』との声も複数寄せられ、昨今の世の中の“賃上げの流れ”もその背景にあると考えられる。総じてみると、夏季賞与の支給は企業の間で二極化の兆しがみえていると言えよう」とコメントしている。
2025 年夏季賞与の動向アンケートの詳細はこちら
https://www.tdb.co.jp/report/economic/20250613-2025summerbonus/