部下のトリセツ 「ついていきたい!」と思われるリーダーの教科書

think shift

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浅野 泰生
代表取締役 CEO

 「個」が尊重される時代になり、「個」としての扱いを求める若年層が増えてきています。その割には、指示がなければ何もしない…。また、少し要求するだけでパワハラだと主張する…。世代間での大きな意識の隔たりがあり、さらに昨今はコロナ禍で働き方の変革を迫られるなかでも、リーダーは会社から結果を求められます。そんな時代だからこそ、いや、時代が変わっても普遍的な部下の“トリセツ”があるとの想いで出版しました。

 本書に書かれていることは、すべて私の実体験です。34歳の時にはじめて小さなグループを任されました。“偉い人”になってしまった私は、2人しかいない部下から無視されました。42歳で小さな会社を継ぎました。50人ほどいた社員のほとんどから、社長として認めてもらえませんでした。

 最初は、ついてこない部下を責めました。一方的に指示を出し、結果が出なければ厳しい指摘を繰り返す。当然、部下との関係性は悪化し、多くの社員との別れも経験しました。

 この悪循環に歯止めをかけるべくアプローチを180度転換しました。「ついてこれない」と相手に原因を求めるのではなく、部下から「ついてきたい!」と思われるにはどうするべきなのかを考え抜きました。そして、部下を変えようとするのではなく、リーダーである自分自身の対応を変えることにしたのです。

 その結果、徐々に部下との関係性も良くなり、結果も出るという好循環をもたらしました。そして、独立する際には、13人の部下が安定した環境を捨ててまでついてきてくれたのです。

 本書は、多様な部下の具体的な振る舞いに、どのように対応してきたかを解説しています。当初は、部下との関わりを念頭に書いていたものが、振り返ると「リーダーのトリセツ」になっていました。読者からは、部下に限らず、同僚やお客さま、さらに家族との関わりにも応用できるコミュニケーションの指南書と評価されています。本書が、部下との関係性を向上させるだけでなく、結果の出せるリーダーになるための一助となれば幸いです。

think shift

浅野泰生 著
総合法令出版、1,400円+税

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