組織・人事

【著者が語る】チームを変える習慣力

チームダイナミクス

チームダイナミクス
三浦 将 代表取締役

【PROFILE】人材育成・組織開発コンサルタント/エグゼクティブコーチ。英国立シェフィールド大学大学院修了(理学修士)。大阪府立大学工学部(現 大阪公立大学)卒。早稲田大学オープンカレッジ講師。大手広告会社、外資系企業を経て、「休み明けの朝、元気に仕事に向かう人をこの社会に増やす」を目的とし、人材育成・組織開発コンサルティングや企業研修プログラムを提供するチームダイナミクスを設立。アドラー心理学やコーチングの技術を駆使した効果的な手法でリーダーシップと自律性のある人材の育成を始め、従業員エンゲージメント向上や心理的安全性の高い組織作りをサポートしている。学習内容の実践と習慣化による「本質的変化の実現」を重視したその研修プログラムの実績により、研修のリピート率は実に95%を超える。エグゼクティブコーチとして、企業経営者をはじめ、連続起業家、オリンピック日本代表アスリートなどの目標達成とさらなるステージアップを次々に実現。企業や経営者団体、大学、高校などから依頼される講演にも毎年精力的に取り組んでいる。『自分を変える習慣力』 『チームを変える習慣力』(クロスメディア・パブリッシング)、『リーダーのコミュニケーション習慣力』(三笠書房)他、著書は累計30万部を超える。

グーグルのアリストテレスプロジェクトという研究で、その膨大なデータを基に、「継続的な成果の出るチーム」と強い相関がある因子と結論付けられたのが、心理的安全性です。

心理的安全性は、現代のリーダーやマネジャーの能力として最も重要な力として注目されており、人事業界で話題のワードになっているにも関わらず、実際に心理的安全性のある環境を生み出すことができるリーダーやマネジャーはまだまだ育っていないというのが実情です。

「知っている」のに、「できていない」いうケースがほとんどなのです。では、なぜこの力がなかなか育たないのか。そのキーとなるのが、タテの関係とヨコの関係です。

タテの関係とは、上司が会社や組織内の上下関係を、「あたかも人として自分の方が上」であると捉え(勘違いし)、チームメンバーたちへ上から目線の関係性を作ってしまうことです。

「タテ社会」と評された日本の社会においては、まだまだ至る所でこのタテの関係が散見されます。タテの関係を続ける限り、チームメンバーの心理、および深層心理は、本当の意味で「安全」と感じることはないのです。

一方、ヨコの関係とは、社会的構造での上下関係はあるものの、チームメンバーたちを尊重し、人として対等で、公平な立場で接しようとする姿勢のことです。この姿勢は、優れたリーダーたちに共通します。ヨコの関係という感覚を習慣化できているかどうかが、心理的安全性のある環境を作ることができるかどうかのキーとなります。

本書では、人とヨコの関係性を作っていくための自己改革を進め、心理的安全性のあるチーム作りをしていくための要点を簡潔にお伝えしています。

理論やノウハウだけでなく、苦しい現状を打破し、実際に自己改革とチーム改革を果たしたマネジャーの皆さんのリアルストーリーも、生きた教材として紹介しています。

マネジャーとしてチームマネジメントに悩む方、リーダーとしての孤独を感じる方、次世代のリーダーを育成したい経営者、人事担当者の方々のお役に立てる一冊となっています。

チームダイナミクス

三浦将 著
クロスメディア・パブリッシング、1,480円+税

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