【建設技術者の中途採用】建設プロジェクトの増加でBIMオペレーターの需要が高まる

日本人材ニュース

ヒューマンリソシア
高橋 哲雄 コンストラクション営業統括本部 統括本部長

建設業界の過度な人手不足は、一時期に比べると落ち着いてきている感はあります。背景には工期調整や着工時期の後倒しなどによる調整が働いていると推測しています。

しかし、当社が得意とするCADオペレーターの派遣需要は、建築・土木・設備など全般的に顕著に推移しており、7月~8月の派遣スタッフ募集時の平均時給は前年同期比プラスとなっています。

中期的に見れば、東京オリンピックに加え、大型都市開発プロジェクトが数多く計画されていることを考えると、売り手市場の基調が暫く続くと予測しています。一方で、派遣会社としての「人材確保」が大きな課題となってきています。

建設業界に限らず、どの業界も人手不足の状況であり、企業側の直接雇用も拡大しているため、まさに「人材争奪戦」の様相です。

当社では、CADオペレーター教育に強いグループの教育機関であるヒューマンアカデミーとの連携し、育成型派遣モデルを強化しつつ、職業訓練校や他の専門スクールの卒業生に積極的にアプローチするなど、顧客ニーズに応える人材の確保・育成に動いています。

また、2015年度から取り組んでいます、BIM(Building Information Modeling)人材育成モデルによって派遣実績が8月で100人を突破しました。

BIMは、設計・構造計算・施工そして竣工後のファシリティマネジメントの段階まで広範囲で活用されるシステムです。

国内大手ゼネコン・組織設計事務所からの派遣依頼も増加傾向にあり、今後BIMによる建設プロジェクトが増加するに伴って、多様な業種でBIMオペレーターの需要が高まっていくと考えています。

代表的なBIMソフトの「ArchiCAD」「RevitArchitecture」「GLOOBE」といったBIMオペレーターの育成人数を拡大するとともに、より実務的・高度なオペレーションにも対応できる人材を育成できるよう講座のラインアップを拡充していく計画です。

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