組織・人事

気になるけど聞けない!30代職種別平均貯金額

30代に入って金銭的に少し余裕も出てきた人もいるかと思います。同じ職種の人もしくは全然違う職種の人が平均でどれくらい貯めているのかは気になるところ。求人・転職サイトDODAがリサーチした30代の職種別平均貯金額のデータを中心にまとめました。

30代の平均貯蓄額は380万円

22歳~34歳(平均年齢28.8歳)のホワイトカラー系職種の男女に対して、2011年に行われたDODAの調査によると平均貯蓄額は338万円でした。

また、金融についての広報活動を行っている「金融広報中央委員会」の調査では、30代の平均貯金額は約380万円となっています。

同じデータから、30代のおよそ30%は預貯金などの金融資産を持っていないことが記されています。
前述のDODAの調査では、29歳から30歳にかけて”一度貯蓄額が減少する”ことが示されています。

これには、「30歳という節目で、車やマイホームなどの大きな買い物をした」という回答が多く寄せられています。
30代は給与額が上がる分、貯金額も上がっていきますが、ライフスタイルの変化によって金額に大きな変動がある事が分かります。

職種別ランキングTOP5

1位は「投資銀行業務」の554万円でした。
元々高収入な面もあるかと思いますが、職業の利を活かした資産運用などにより上手に預貯金額を増やしている印象です。

またボーナスを全額貯金するという回答もありました。
続いて2位「経営企画/事業企画」512万、3位「法務/知財」490万、4位の「人事」486万円、5位の「総務・庶務」477万円と事務職・デスクワークメインな職種が上位に入りました。

人事や総務の方は財形貯蓄などの社内制度に精通していそうですね。

営業職やエンジニアの平均額

営業系のトップは「MR」の405万円、全体での13位です。
「営業系」と一括りに言ってもサービス業の営業職では216万円で全体の38位と大きく開きがありますが、MRはやはり薬を扱う職業という点から他業種の営業に比べて高収入な分、貯蓄へと回しやすいのではないかと思います。

また、サービス系のトップは「スーパーバイザー」の319万、ITエンジニアは「社内SE」の466万、クリエイティブ系では「出版/編集」の247万、モノづくりエンジニアでは「研究開発」の451万となっています。

逆に一番金額が低かったのはクリエイティブ系「映像クリエイター」の74万円で、69%の人が貯蓄額は50万円以下と回答しています。
貯蓄額が増えない理由についてが「趣味や遊びにお金を使う」「貯金をしていない」という点から、給与額のみならず職種によって貯蓄へのモチベーションも変わってくるようです。

30代でどれくらいあれば安心?

老後に備えましょう!とはよく言われるものの、ただ黙々と貯めていていいのかも分からないし、そもそも老後があまりイメージできないという方は多いと思います。

更に30代は結婚や出産、マイホーム購入や異動・転職などライフスタイルが大きく変わるイベントが沢山!
大きな出費が続き、貯金が目減りしてしまうことも…。では30代ではどのくらいの貯金額を目指せば良いのでしょうか。

様々な意見がありますが、30歳で年収と同じくらいの貯金額があったほうがいいとされています。
35歳で1.5倍、40歳では年収の2倍を目標としたいです。

小さなことからコツコツと

主な職種の平均貯蓄額を中心に貯蓄についてまとめてみました。

意外と貯めているんだなと思う職種もあれば、思ったよりも少ない…?と思う職種もあり、個人的にはサービス系「店舗スタッフ」の貯蓄額が187万なのに対し「店長」は181万と少なくなっているのが興味深かったです。

手取り年収の15パーセントを毎年貯金できるようにすれば7年でほぼ年収と同じくらいの額が貯まります。
年収300万なら年間で45万です。
小さなことからコツコツと貯金を楽しみましょう。

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