フリクレア
山田 和裕 代表取締役社長
【PROFILE】丸紅、旧バーンジャパン、ソフトブレーンで勤務。連続トップセールスを務めながら、営業プロセスコンサルタントとして、100社以上の大手・中堅企業の営業強化支援やプロセス改善のコンサルティングを行う。プロセスの見える化と、プロセスの実践・徹底を支えるための人事評価の変革を目指し、業務プロセス分析とプロセス評価コンサルティングを行う株式会社フリクレアを2008年設立。プロセスの標準化&見える化を行う独自の3次元プロセス分析法®と、ポスト成果主義としてプロセス主義®による進化したプロセス評価®を提唱中。会社のスローガンは「プロセス主義®を浸透させ、人事評価を変える」。プロセス見える化のコンサルティング、次世代プロセス評価の第一人者として、結果を出すためのできる営業の勝ちパターンの標準化・見える化、プロセス評価の導入、新規事業強化、生産性向上などを強みとしている。1984年一橋大学商学部卒業。宮崎県出身。
「営業の正解」というタイトルを見て、違和感を抱く人もいるかもしれません。
「営業に正解はない」「営業が100人いたら、100通りの違うやり方があっていい」そう教えられてきた人にとっては、今までの常識が根底からくつがえされてしまうからです。
実は、業界・業種を越えて「できる営業」に共通する成功特性があります。それが“営業の正解”です。本書は1000人以上のトップセールスにヒアリング・データ分析を行い、コンスタントに結果を出すためのノウハウを標準化・見える化した48の成功特性=営業の正解をまとめた本です。会社では教えてくれない営業体系がここにあります。
今の営業は、コンサルティング型にシフトしています。営業を単なるモノ売りと考えてしまうと、つまらない仕事のように感じるかもしれません。しかし、顧客の課題を解決するコンサルティングと見方を変えると、営業はクリエイティブでやりがいのある顧客からリスペクトされる仕事になります。
とはいっても、コンサル型営業人財の育成は簡単ではありません。やり方が整理されておらず、体系立てて論理的に教えることのできる会社はほとんどないからです。
基本マナーを教え、精神論を注入した後は、自助努力に任せるというのが、過去50年進歩していない日本の営業の現実なのです。こういった変化に対応できる人財を育てるためのヒントや答え、豊富な事例や分析例が本書につまっています。(IT、自動車、保険、医薬、旅行、機械、部品、商社、飲料、人材派遣、事務機器、飲食チェーン、建築、住宅、物流ほか)
基本は営業本なのですが、営業以外のどの職種にも応用できる汎用性の高いノウハウを集めています。一般社員だけでなく、管理職にとってもヒント満載です。人財育成のきっかけ、自身の振り返り、部下や後輩の指導など、さまざまなシーンで活用できます。
「営業の正解」というタイトルに違和感を覚えた人、ありがちな精神論に飽き足らない人、人財育成に課題感を持つすべての人に、ぜひ手にとって役立ててもらいたい一冊です。
山田和裕 著
かんき出版
1,500円+税
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